2022 Fiscal Year Research-status Report
The Effects of ICT-Based Education for Home-Visiting Nurses on the Care of Older People with Dementia
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22K11187
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Research Institution | Tohto University |
Principal Investigator |
田沼 寮子 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 准教授 (70336494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
諏訪免 典子 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 講師 (20870009)
玉城 紫乃 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 助教 (90911058)
佐々木 明子 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 教授 (20167430)
森田 久美子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (40334445)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 訪問看護師 / 認知症 / ICT(情報通信技術) / 教育効果 / 高齢者ケア / 看護師教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
訪問看護師の継続教育においては、効果的にICTを活用した認知症ケアの教育方法の確立が求められている。訪問看護師の認知症高齢者に対するケアの時間は、ケアプラン等により非常に限定されている。このため、常にそばにいることができないからこその各種の工夫がなされている。これまでに示唆されてきた訪問看護師特有の視点を踏まえ、認知症の利用者の支援に必要な知識や経験を共有し、効果的に学ぶシステムの構築が求められている。 それらを踏まえ本年度は、視聴覚教材作成の準備を整えた。視聴覚教材作成の中心となる内容は、保留となっているインタビュー調査に基づいて作成する。しかし、本年度は不測の事態によりインタビュー調査が困難であったため、それ以外の視聴覚教材作成の準備を進めた。特に、視聴覚教材作成のための最新情報の収集やシナリオ作成、情報漏洩対策等は、調査協力機関の状況改善後すぐに進めることができるよう整えた。 具体的には、文献レビューを通して教材の内容の方向性が決まった。例えば、「認知症高齢者の安全管理」や「認知症高齢者の家族へのサポート」「サービス利用を拒否する認知症患者へのケア」等は、訪問看護師にとって、認知症を有する利用者のケア提供の際に、より有用性が高いことが推察された。また、専門的技術を有する識者から、ICT利用時における情報漏洩対策や配慮すべき事項について等の、基本的考え方から最新の知見までを学び、研究調査を実施する上での倫理的配慮等を大きく補完することができた。視聴覚機材のシナリオ作成においても、保留となっているインタビュー調査の結果を反映させて仕上げる部分のみを残し、撮影素材の準備も含め、作成できている。これらにより、状況が落ち着き次第、速やかに視聴覚教材作成から介入調査へ進めるための準備や環境を整えることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染症の蔓延により、研究調査への協力を予定していた複数の訪問看護ステーションにおいて、業務量が過剰になる、スタッフの減少等の影響を受ける事態がみられた。このため、インタビュー調査を保留し、それ以外の視聴覚教材作成の準備を推進した。 視聴覚教材作成の中心となる内容は、保留となっているインタビュー調査に基づいて作成する。しかし、本年度はそれ以外の視聴覚教材作成の準備として、特に、視聴覚教材の作成のための最新の情報収集やシナリオ作成、情報漏洩対策等を行い、調査協力機関の状況改善後すぐにインタビュー調査を進めることができるように整えることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究調査の協力機関である訪問看護ステーションの状況が落ち着き次第、速やかに視聴覚教材作成のためのインタビュー調査を実施する。インタビュー調査以外の視聴覚教材作成の準備は進めているため(シナリオ作成等)、そこにインタビュー調査の結果を踏まえた内容を追加し、視聴覚教材の作成にあたる。その後、介入調査を実施し、ICT利用による主体的な学びや効果的な学びにつながる教育的支援の効果の検証を行う予定である。
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