2022 Fiscal Year Research-status Report
Empirical Study of a Wandering Detection System for Elderly Dementia and Its Impact on Care Burden of Caregiver
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22K11222
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
掛田 遥 福岡大学, 医学部, 助手 (30893432)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大田 博 福岡大学, 医学部, 講師 (10739775)
古賀 佳代子 福岡大学, 医学部, 講師 (20598966)
V.G. Moshnyaga 福岡大学, 工学部, 教授 (40243050)
橋本 浩二 福岡大学, 工学部, 助教 (40412572)
堀 輝 福岡大学, 医学部, 准教授 (50421334)
池田 智 福岡大学, 医学部, 助教 (90759268)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 認知症 / 高齢者 / 徘徊 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究において、当初検討していた徘徊検知システムは、共同研究者で協議し一部改変したセンサとビーコンの組み合わせに変更し実証研究用の開発にあたった。外部の企業(AI・LoTなどを含む幅広いシステム開発を担う企業)と業務委託契約を結び、システム開発は外部委託した。2022年11月頃より徘徊検知システムの開発に向けて、業務委託先と定期的な打ち合わせを実施し、センサの機能と徘徊検知を通知するアプリケーション上の要件定義を行い、徘徊検知システムの基盤となるものが完成した。実装デモンストレーションを行った結果、大きな問題は見当たらなかったが、導入するフィールドの構造と通信状況や構造を把握した上で調整が必要である。 当初システムを在宅や高齢者施設にも導入する予定としていたが、すでに認知症患者の離院に関する課題を抱える病院と共同研究契約を締結した。ニーズの高い認知症患者が多く入院している病棟を研究フィールドとする。2022年11月に研究フィールドとなる病棟の構造や通信ネットワーク状況の確認のため、病院視察をを予定していたが、COVID-19の感染拡大時期と重なったため、2023年5月に延期した。 業務委託先の選定や業務委託先の多業務の請負状況も含め、開発着手はやや遅れたが、その後の徘徊検知システム開発と研究フィールドとの調整はおおむね順調である。2023年度は実証実験の倫理審査の申請を行うとともに、病棟へシステムを導入するスケジュールを立てていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
業務委託先の他の業務請負状況もあり、システム開発に着手する時期は遅れたが、その後の開発工程は順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、業務委託先と密に連携し、研究フィールドで正しく徘徊を感知・通知できるよう研究フィールドとなる病院の構造と通信状況を確認し、センサの電波強度の調整や通信方法の検討を行う。今年度、実証実験の倫理申請を行い、具体的にシステムを導入するスケジュール調整にあたる。
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Causes of Carryover |
業務委託契約を結んだ外部企業に開発依頼するにあたって、概算で見積もっていた額よりも低額で済んだことが大きな要因である。また、コロナ禍で研究フィールドとする病院へ視察に行けなかったことから、実証実験で設置すべき徘徊検知センサの数などについて未定であり、追加の物品購入を済ませていないことも理由としてあげられる。 次年度は、研究フィールドのハード面を確認の上で検証用プロトタイプを増量する必要があり、センサデバイス・BLEビーコン・通知用のタブレットやスマートフォン等を必要量購入する。システムを導入する病院との打ち合わせ旅費や説明文書や同意文書の作成に予算を計上予定である。
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Research Products
(2 results)