2023 Fiscal Year Research-status Report
計量書誌学分析によるアントレプレナーシップ研究の動向と今後の課題
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22K13466
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
林 永周 立命館大学, 経営学部, 准教授 (10774416)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | アントレプレナーシップ / 起業家 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、作成したデータベースを用いてアントレプレナーシップの研究の動向とアントレプレナーシップとソーシャルアントレプレナーシップの発展経緯を明らかにするために分析を行なった。アントレプレナーシップの研究の発展とソーシャルアントレプレナーシップの研究の発展は類似しているものの、その国の発展段階において異なる目的や意味合いを持つことが明らかとなり、発展段階における慎重な議論が必要であることを示唆した。これらの結果を査読論文として公開することができた。また、複数の学会報告も行なっている。
これらの結果を踏まえ、アントレプレナーシップを促進するための要因をより詳細に分析するために定性的な分析にも取り掛かっており、客観的な測定指標の開発のためにバイタル情報を用いて分析するなどの展開を試みている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベースを作成し、アントレプレナーシップの研究の動向とアントレプレナーシップとソーシャルアントレプレナーシップの発展経緯を明らかにするための分析ができていることからおおむね順調に進展していると考えられる。一方で、英語の文献のみに対象としていることから、一定限界が存在していることも認識できた。
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Strategy for Future Research Activity |
定量的な分析を一定できたので、今後はヒアリングなどにより、より定性的な分析を行い、当初の計画であった日本におけるアントレプレナーシップ研究発展に貢献できるよう研究を進めたい。
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