2023 Fiscal Year Research-status Report
Building an intervention model for promoting resilience for oldest-old age
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22K21123
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
赤塚 永貴 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 助教(有期・研究奨励) (30966081)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 超高齢者 / レジリエンス / 介入モデル / 地域看護学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、80歳以上である超高齢者のレジリエンス促進プログラムの開発にむけ、その介入モデルを構築することである。 2023年度の実績として、2022年度に実施した文献レビュー及びフィールドワークを踏まえ、首都圏郊外団地に居住する超高齢者を対象に、ポスティング法による無記名自記式アンケート調査を実施した。調査項目は、研究者らが開発した超高齢期のレジリエンス尺度(Akatsuka & Tadaka, 2021)、人口統計学的特性(年齢、性別、世帯構成、最終学歴等)、健康状態(介護認定の有無、フレイルの程度、生活習慣)、心理的特性(被援助指向性、ヘルスリテラシー)、社会・文化的特性(近所づきあいの有無、ソーシャルネットワーク等)であり、超高齢者179名から回答を得た。分析の結果、超高齢期のレジリエンスには、ヘルスリテラシー、フレイルの程度、近所づきあいの程度等との間に有意な関連を認めた。超高齢者のレジリエンス促進プログラムの開発に向けては、健康情報へのアクセスやその活用に関する支援や環境整備、近隣住民との日常的な交流を促すことが有効である可能性が示唆された。 2024年度は、2023年度に実施した調査結果の分析を進めるとともに、レジリエンス促進プログラムに資する介入モデルについて研究者及び実践者(保健センターに所属する保健師・栄養士等)によるワーキングチームにより検討し、介入プログラムの構成要素の明確化を図る。また、本研究成果の国際ジャーナルでの公表をめざし、論文執筆・国内外における学会発表等に取り組む計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は超高齢者へのアンケート調査の実施及び分析、公表まで実施する計画であった。しかし、アンケート調査時期が当初計画より後ろ倒しになったことにより、調査結果の分析への着手が遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、調査結果の分析及び介入モデルの検討を進めるとともに、本研究成果の国際誌への掲載及び国内外の学会発表等による公表にむけて計画的に取り組む。
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Causes of Carryover |
介入モデルの構築にむけては、2023年度実施のアンケート調査の分析及びその分析結果に基づく研究者及び実践者らによるワーキンググループによる検討が必要であった。しかし、アンケート調査の実施時期が後ろ倒しとなったことに伴い、アンケート調査の分析及びその後のワーキンググループによる検討作業にかかる費用ならびに成果発表等にかかる費用の執行に滞りが生じた。 次年度は、既に実施した調査結果の分析及びワーキンググループによる検討作業を着実に進めるとともに、研究成果の公表にも取り組み、予算の計画的な執行に努める。
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