2023 Fiscal Year Research-status Report
Moral Case Deliberationファシリテータ養成プログラムの開発及び実施可能性の検討
Project/Area Number |
22K21126
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
蘆田 薫 関東学院大学, 看護学部, 助教 (00966575)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | Moral Case Deliberation / Moral Distress / Clinical Ethics / Programming Development / Feasibility Study |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、モラルディストレス軽減効果を検討するため、効果が期待されるMoral Case Deliberation (MCD)のファシリテータ養成プログラムを作成することである。2023年度はオランダのアムステルダム大学とのミーティングを重ね、ファシリテータ養成プログラムの基盤となる方法論の日本語訳(日本語訳の後、英語に逆翻訳し、原著者に内容を確認済み)が完成した。この方法論は、オランダで主流となっているジレンマメソッドの方法論が開発された後、ファシリテータの養成や、実際の話し合いにかかる時間をより短縮しつつ、MCDの基本となる対話と相互理解を支援する方法となっている。臨床現場では倫理的に悩ましい事例について話し合う時間を取ることが課題となっているため、この方法論はより臨床現場に合ったMCDを実施できる可能性があると考える。 また、MCDの効果を測定する尺度であるEuro-MCD2.0日本語版の妥当性検討のためのデータ収集が完了し、今後論文や学会発表などで成果を報告する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の産休および育児休業休暇取得のため、研究進捗がやや遅れているが、研究期間の延長を申請し、引き続き研究を継続している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は日本語版に翻訳したMCDの方法論を用いて、MCDファシリテータ養成プログラムの構築後、研究フィールドでの研究対象者のリクルートおよびfeasibility studyを実施する予定である。
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Causes of Carryover |
本来、本研究は2023年度で完了する予定であったが、研究代表者の産休・育休により研究活動が中断された。そのため、実質2023年度はほぼ研究活動は実施できておらず、研究費の使用もほとんどなかった。研究代表者は2024年度4月22日より育児休業から復職しており、今年度より昨年度実施予定であった研究活動を再開予定であるため、研究活動費が必要となっている。
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