2015 Fiscal Year Annual Research Report
現代日本における階層意識と格差の連関変動過程の実証的解明
Project/Area Number |
23223002
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉川 徹 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (90263194)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 忠彦 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (10247257)
轟 亮 金沢大学, 人間科学系, 教授 (20281769)
浜田 宏 東北大学, 文学研究科, 准教授 (40388723)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 階層意識 / 格差社会 / 社会調査 / 実験シミュレーション / 時点間比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては前年度である平成26年度において、2015年第1回SSP調査の実査について計画が予定通りに進まなかったという予期せぬ事態があった。この実査遅延への対処のために、平成27年5月および6月に再訪問調査を実施し、当初の設計に見合う調査データ収集を終えた。引き続き、この全3575有効ケースデータのクリーニングとコーディングをただちに開始し、9月23日に第1回SSP調査データが分析可能になった。 日本社会の最新の実態を把握した2015年第1回SSP調査のデータセットは、プロジェクトメンバーにただちに配布され、これにより基礎分析と結果の一次報告が開始された。分析経過についての研究会は12月29日に開催され、そこでの議論を経て、平成28年1月17日には結果の報道発表を行った。一次分析の結果は、全国の新聞およびテレビ局56社において報道された。この他に研究代表と研究分担者は、国内外における研究成果報告のために、書籍および記事や研究紹介文の執筆を進めた。 平成28年3月17日には数理社会学会第61回大会において、第1回SSP調査の分析結果を主題とした特別セッションを企画開催した。さらに平成28年3月18日には統計数理研究所において公開報告会を開催した。 データと基礎統計の公開に関しては、2015年9月末には、これまでに実施してきた5本のプロジェクト調査の報告書を作成配布ならびにウェブ公開した。さらに2016年3月末には第1回SSP調査報告書を刊行し、ウェブ公開を開始し、公開データセットの整備も行った。3月31日までにこれらの業務を行い、個人情報などが漏えいすることのないように、設備備品のセキュリティの強化を行った。以上の活動により本研究計画は当初の計画通りに終了することができた。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(40 results)