2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23240032
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
相田 満 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (00249921)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 和歌子 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00243288)
三田 明弘 日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (00277865)
山田 奨治 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20248751)
原 正一郎 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (50218616)
梅川 通久 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (80372548)
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Keywords | 古事類苑 / 暦日 / 概念 / 引用書 / 歴史地名 / オントロジー |
Research Abstract |
研究メンバー各員との個別打合せを重ね、その打合せを通じて、既存資源の活用のために必要なデータの準備と整備を進めた。また、以下のテーマによる研究やデータの整備、システムの開発を進めた。 1、統合ナビゲーションの構築と知識発見モデルの提示 『古事類苑』中の概念語を汎用的に利用できることをめざして、『古事類苑』全冊の索引語インデックスの全面的見直しを行った。具体的には、いわゆるパンくずリストの基礎データを作成し、併せて引用書と概念語をリンクさせるべく、既入力分データについて古典籍総合目録とのリンクを果たした引用書リストを作成した。また、「天部」を対象とした引用書索引データベースのプロトタイプを構築した。また、『古今和歌集』巻20「東歌」中の歌枕に被災地が多いことに着目し、地名データベースの見直しと、歌の内容の相関関係についての研究発表を行った。また、和漢オントロジの基本的考えについて日本文学研究者を対象に構想をまとめ、国際学会で発表した。 2、暦日・概念情報の利用による古事類苑データベースの高次化 新規に入力した『古事類苑』方技部データに暦日情報の埋込作業を行った。また、前近代の概念語彙の累加作業を行い、語彙の検索試行システムを開発した。 3、歴史地名情報の整備 大日本地名辞書データベースの表記について様々な種類に対応したローマ字表記を付加するとともに、歴史地名と現代地名の対応関係を見直し、併せてデータ全体の点検を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
震災の影響で、全体会を持つことが叶わなかったが、逆に研究班各員と、時間をかけた議論を重ねることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで人文系に馴染みのないコンテンツを扱ってきた関係上、研究開始当初は、その基本的考え方の広宣につとめてきた。その一環として、今後はデータ発信媒体を多チャンネルな形で展開し、コンテンツについての理解を広く得てもらうことを目指したい。
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