2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23240032
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
相田 満 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (00249921)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 和歌子 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00243288)
三田 明弘 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (00277865)
松井 知子 統計数理研究所, モデリング研究系, 教授 (10370090)
山田 奨治 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20248751)
野本 忠司 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (20321557)
原 正一郎 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (50218616)
古瀬 蔵 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50462172)
石井 行雄 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (60241402)
梅川 通久 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (80372548)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | トピックマップ / 古事類苑 / オントロジ / 無窮会図書館 / GIS / 暦日 / 和漢比較文学研究 / 供養碑 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に成果報告として『時空間とオントロジで見る和漢古典学』を上梓した。暦日やGIS情報の利用は古典文学研究者にはまだ一般的ではない。本書の執筆に際しても、古典文学研究の世界には参考に資するべき先行研究の乏しさを痛感した所であり、よってなるべく入門書的な内容を盛り込むことを心がけた。また、分類概念やオントロジの重要性に着目することにより、新たな知見の発見という観点の提示を心がけた。研究モデルを提示することを心がけた点で、本書の各章はいずれも今後の研究進展が期待できる序論的主題を扱ったものばかりを並べたものとなっている。 さらに今年度は次の段階の研究を念頭に置いたデータの構築と整備を心がけた。主な公開コンテンツは次の通り。 ①観相トピックマップ:肖像と影響の深い人相書の画像を構造化したデータベース。 ②和漢比較文献目録:分野・分類中心のインターフェイスによる研究文献目録。学会の公式データベースとなった(会員のみ閲覧可)。 ①供養碑データベース・古事類苑データベース:前者は台湾・ヨーロッパにおけるデータを累加したほか、GIS情報の公開されていない中国の福州における供養碑を表示することに取り組み、Google-mapとの連携を図り、築碑年代別や地域統計一覧機能を整備した。後者は「封禄部」の全文入力を行い、官職と人名弁別の分析に資する実験の基礎データとした。また、多様な供養碑名を『古事類苑』の綱目に集約させて表示綱目の整理が図れた。もとより古典世界と『古事類苑』の相性の良さは予測していたことではあったが、『古事類苑』自体にも、井上頼国が自分の蔵書で全原稿の総覧・校閲を行ったという記述があるので、無窮会図書館蔵書で跡づけてみた所、多量に付箋の遺された蔵書と『古事類苑』の記述ページとの間には共通箇所が認められることも判明した。この点についても、今後さらなる発見が期待できる所だろう。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
和漢比較文学研究文献目録は学会公式データベースのため会員のみ公開。
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Research Products
(19 results)
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[Presentation] 文字を惜しむこと2015
Author(s)
相田満
Organizer
第37回書論研究会大会
Place of Presentation
筑波大学5C棟216教室(茨城県つくば市)
Year and Date
2015-08-23
Invited
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