2012 Fiscal Year Annual Research Report
トランスプロフェッショナル・リテラシーを備えた専門家養成基盤に関する模索的研究
Project/Area Number |
23240105
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三成 賢次 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90181932)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 竜一 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00257958)
福井 康太 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00302282)
中島 和江 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (00324781)
瀬戸山 晃一 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (00379075)
島岡 まな 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (20222036)
小林 傅司 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 教授 (70195791)
松川 正毅 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (80190429)
木村 正 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90240845)
森 勇介 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90252618)
水島 郁子 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (90299123)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | トランスプロフェッショナル・リテラシー / コミュニケーション / マネジメント / リテラシー教育 / 高度専門職 / 医療 / エンジニアリング / 法曹 |
Research Abstract |
平成24年度には、「中核人材・専門職に求められる能力・特性についてのアンケート調査」の調査結果をまとめ、中間報告書を刊行し、その成果を学会報告するとともに、1回の拡大ワークショップ(WS)と1回の研究会を実施した。具体的には以下の通りである。 まず、2012年5月30日(水)にキックオフミーティングを開催し、年度計画を確定するとともに、アンケート調査結果について特任研究員(現・特任助教)の西本実苗、特任研究員の川島惟、および福井康太が報告した。調査結果は6月末に中間報告書としてまとめ、刊行した。7月27日(金)に第3回拡大WS「基礎研究の社会還元―研究成果の社会化・実用化に伴う多様なリスクとその対応―」を開催し、先端医学や薬事研究の成果を社会還元することの困難について議論した。参議院議員で前文部科学副大臣・大阪大学招へい教授の鈴木寛氏をはじめ、医学や薬学、工学分野を中心とする7名の研究者を講師に招き、外部の研究者等51名の参加者を得た。12月15日(土)に、西本、川島、福井の3名が日本法社会学会関西研究支部研究会にて「『中核人材・専門職に求められる能力・特性についてのアンケート調査』集計結果の報告―コレスポンデンス分析を用いて―」と題して報告。研究成果の学会での公表に努めた。2013年3月17日(日)に、回生病院メンタルヘルス科臨床心理士の長谷綾子氏を招いて研究会を開催した。基調報告「協働における関係性と情緒をめぐる問題―精神分析的立場での実践を通して―」に基づいて議論した。 〔連携研究者〕平野哲郎(龍谷大学法務研究科)〔特任助教〕西本実苗(2012年9月まで特任研究員) 〔特任研究員〕川島惟
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度には、教材作りをかねた拡大WSの開催回数は1回のみの開催となったが、アンケート調査結果の公表は積極的に行っており、順調に研究成果の公表は進んでいる。拡大WSおよび研究会の成果は、今年度2学期開講予定のトランスプロフェッショナル・リテラシー科目の準備として位置づけられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成25年度2学期には、本科研の中核事業の一つであるトランスプロフェッショナル・リテラシー科目の授業を開講予定である。この科目で使用する教材を作成するため、今年度には拡大WSを2回実施する。トランスプロフェッショナル・リテラシー科目の授業では、主として大学院生を対象にWSトランスクリプトを用いた対話型授業を実施する予定である。さらに、教育活動の広報のため、外部の講演者を招き、公開講座を開くなどして、トランスプロフェッショナル・リテラシー科目の意義について広く一般に周知させる。教育上の成果もまた来年度以降にシンポジウムを開催して公表する。
|
Research Products
(5 results)