2014 Fiscal Year Annual Research Report
トランスプロフェッショナル・リテラシーを備えた専門家養成基盤に関する模索的研究
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23240105
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三成 賢次 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90181932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 竜一 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00257958)
福井 康太 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00302282)
中島 和江 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (00324781)
瀬戸山 晃一 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 招へい教授 (00379075)
島岡 まな 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (20222036)
小林 傅司 大阪大学, コミュニケーションデザインセンター, 教授 (70195791)
松川 正毅 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (80190429)
木村 正 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90240845)
森 勇介 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90252618)
水島 郁子 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (90299123)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | トランスプロフェッショナル・リテラシー / コミュニケーション / マネジメント / 高度専門職 / 協働 / 科学技術 / 領域横断 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度には、科研の事業として3回のスタッフセミナー(うち1回は公開セミナー)を実施するとともに、昨年度に引き続き、半期にわたる「総合演習(トランスプロフェッショナル・リテラシー)」を開講した。 2014年6月6日にメールにてキックオフ会議を行い、福井の米国ミネアポリスLSA2014大会出張(同5月28日から6月3日・福井が科研の関連報告を行う)の承認を得るとともに、夏以降の予定について確定した。この会議で事業が10月以降に集中することが確認された。 まず、10月から半期間(第2学期)「総合演習(トランスプロフェッショナル・リテラシー)」(全15回)を開講した。授業では、高度専門職を中心とする専門家が自らの専門領域を越えて様々な専門家とチームで仕事をするための条件について議論した。 2015年1月26日に、大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室共催で研究会「変動期の学術基盤を考える-オランダ調査を手がかりに-」を開催。文系理系の枠を越えた研究支援の在り方について議論した。同2月17日に、フランス・トゥールーズ大学法学部のジャック・ラリユー教授によるセミナー「学際研究の方法と重要性」を開催した。このセミナーでは、フランスの法学分野での最先端の学際研究について情報交換を行った。同2月22日に、一般公開セミナー「倫理審査委員に求められるリテラシーとは?~医学研究の倫理審査委員会をめぐって~」を開催した。このセミナーでは、大学病院の倫理委員、治験審査委員の経験者のパネリストによる報告とともに、フロアとの活発な意見交換が行われた。[連携研究者]平野哲郎(立命館大学法務研究科)、[特任助教]西本実苗、[特任研究員]川島惟
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成26年度には、3回のセミナー実施と本科研に関連する2回の国際学会報告を行い、さらに、2学期には「総合演習(トランスプロフェッショナル・リテラシー)を15回開講し、学生に研究成果の還元を図っている。授業での議論内容、学生の参加意欲などは高いレベルであり、学生に専門職同士の協働の可能性と難しさについて理解させることができていると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、本科研プロジェクトの最終年度ということもあり、研究成果のまとめを中心に研究活動を行う。報告書掲載を前提として、座談会、総合シンポジウム、拡大ワークショップ(各1回を予定)を実施するとともに、平成27年度で3回目となる「総合演習(トランスプロフェッショナル・リテラシー)」を開講する(そのうち1回は公開授業を計画)。 研究成果は年度末までにPDF版と冊子体のものを作成し、一般に公開する。
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Research Products
(11 results)