2015 Fiscal Year Annual Research Report
トランスプロフェッショナル・リテラシーを備えた専門家養成基盤に関する模索的研究
Project/Area Number |
23240105
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三成 賢次 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 理事 (90181932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 竜一 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00257958)
福井 康太 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00302282)
中島 和江 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (00324781)
瀬戸山 晃一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00379075)
島岡 まな 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (20222036)
小林 傅司 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 教授 (70195791)
松川 正毅 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (80190429)
木村 正 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90240845)
森 勇介 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90252618)
水島 郁子 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (90299123)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | トランスプロフェッショナル・リテラシー / 高度専門職 / 医師 / エンジニア / 法曹 / 組織内中核人材 / 協働 |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年度は、本科研プロジェクトの完成年度であり、研究成果のまとめが活動の中心となった。 2015年6月16日にキックオフミーティングを行い、年度計画を立て、これに基づいて、9月18日に「総合シンポジウム」(一般公開で行うシンポジウム)を実施した。 総合シンポジウムでは、5年間の科研費共同研究の成果についての振り返りを行うとともに、研究活動から得られた知見をどのように提言としてまとめるかを議論した。現在の科学技術政策のもとでのトランスプロフェッショナル・リテラシー研究の位置づけや、医療行為に対する過剰な「期待」への対応、専門家とくに医療者の感覚と一般人の感覚のギャップにどのように対処するか、専門家のイノベーションを引き出すうえで、意識面と無意識面のギャップにどのように対処するか、という問題提起が行われ、フロアの参加者も交えて活発な議論が行われた。シンポジウムでの議論を通じて、プロフェッショナル・リテラシーの実現の難しさが確認される一方、大学教育を通じて、他領域の専門家や一般人との理解や感覚のギャップを、高度専門職の側から埋めていく可能性について示唆を得ることができた。 10月からは、3年目の「総合演習(トランスプロフェッショナル・リテラシー)」(全15回)を開講した。受講登録者は少なかったが、博士課程リーディングプログラムに参加している学生などの参加を得ることができ、複合多領域を横断する専門家リテラシーについての理解が深まった。 12月以降は科研費研究成果報告書の作成に専念し、2016年3月に科研費研究成果報告書(冊子体・全370頁)を刊行し配布した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)