2013 Fiscal Year Annual Research Report
コンクリート構造物内部の空洞化及びコンクリート打設作業状況の音響映像診断技術開発
Project/Area Number |
23241050
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浅田 昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60323648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋元 和實 熊本大学, 沿岸域環境科学教育研究センター, 准教授 (70222536)
前田 文孝 東京大学, 生産技術研究所, 特任助教 (80559930)
岸 寛人 独立行政法人土木研究所, 寒地土木研究所, 研究員 (10588338)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | パラメトリックソーナー / 港湾岸壁 / ピエゾコンポジット / フォーカスアレイ / フレネルレンズ |
Research Abstract |
港湾岸壁の施工後の経年劣化により岸壁の劣化や腐食が進み、崩壊もしくは局所的な地盤沈下や上面陥没が発生した被害例が数多く報告されている。コンクリート岸壁や、矢板岸壁内部を診断する実用機を開発研究するため、これまで1mから1.5mのフォーカス距離の60送波素子、33受波素子を直径200mmの円盤状に配置したパラメトリックソーナーシステムを開発試作して計測性能試験を行なってきたが、素子の特性のばらつきにより、設計より総合出力が小さくなっていることが分かった。このため、パラメトリックソーナーシステムの2次波生成効率を向上するように、ピエゾコンポジット製法による、新しい送受波器を設計、小型モデルを使って性能評価を実施した。この結果に基づいて、1.5mにフォーカスさせる5ch送波、5ch受波アニュラーアレイのパラメトリックソーナーの製造設計を行った。この製品は共同研究者の所属機関が導入した。これに合わせて、パワーアンプ、受信制御システムの設計を行い、改造を実施した。また、既存の汎用製品であるパラメトリックソーナーSES2000を使い、近距離でフォーカスさせるフレネルレンズを設計、製造し、レンズを装備して遠距離用のSES2000を1.5mの距離で計測可能とし、実際の岸壁、コンクリート水槽で評価試験を行い、良好な計測結果を得た。同時に、音響ビデオカメラを使って岸壁表面の形状や劣化を計測診断に適する計測手法を開発した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)