2014 Fiscal Year Annual Research Report
社会的排除としてのwell-being格差とソーシャル・キャピタルの研究
Project/Area Number |
23243070
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
近藤 克則 千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20298558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 喜比古 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10174666)
近藤 尚己 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20345705)
稲葉 陽二 日本大学, 法学部, 教授 (30366520)
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
加藤 佳代(鈴木佳代) 愛知学院大学, 総合政策学部, 講師 (90624346)
岡田 栄作 浜松医科大学, 医学部, 助教 (70711183)
中川 雅貴 国立社会保障・人口問題研究所, 国際関係部, 研究員 (80571736)
三澤 仁平 立教大学, 社会学部, 助教 (80612928)
引地 博之 千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (00711186)
佐々木 由理 千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (80734219)
宮國 康弘 千葉大学, 予防医学センター, 特任研究員 (90734195)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 社会的排除 / ソーシャル・キャピタル / 社会疫学 / 格差 / 国際研究者交流 / 米国 / 国際情報交換 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では, well-being(幸福・健康)を規定する要因として,生物学的要因だけでなく,社会的排除プロセスやソーシャル・キャピタルなどの心理・社会的要因に着目し,大規模横断ならびに縦断研究によって以下のようなことを明らかにした.生活に必要なものが得られない相対的剥奪状態は,所得とは独立して,主観的健康感やうつ状態の確率を高めること(Saito 2014),最長職が高齢期の口腔衛生と有意な関連を示すこと(Yamamoto 2014),コホート研究によって15歳時の経済状態が低いほど高齢期のIADL制限が多く,第2次世界大戦終戦時に5-9歳だった世代では(低栄養を示唆する)低身長の者でIADL制限が多いこと(Fujiwara 2014),社会参加している者ほど要介護認定を受ける確率が低く,スポーツグループ参加で抑制効果がもっとも大きいこと(Kanamori 2014),所得で見た相対的な剥奪という社会的要因が男性高齢者の心血管疾患による死亡率を高めていたが,他の死因では有意差を認めないことから,心理的ストレスが,そのプロセスで重要な経路であること(Kondo 2015).社会参加を促す地域介入研究によって,擬似的無作為化対照比較試験と言われる操作変数法を用いた分析でも参加者において非参加群に比べ要介護認定率がおよそ半分に留まること(Hikichi 2015)などを明らかにした.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Effect of community intervention program promoting social interactions on functional disability prevention for older adults: propensity score matching and instrumental variable analyses, JAGES Taketoyo study.2015
Author(s)
Hikichi, H., Kondo, N., Kondo, K., Aida, J., Takeda, T., & Kawachi, I.
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Journal Title
Epidemiology &Community Health
Volume: なし
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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