2011 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
23243078
|
|---|
| Research Institution | Utsunomiya University |
|---|
Principal Investigator |
山口 喜雄 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (90292573)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
天形 健 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (90302306)
福本 謹一 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 理事・副学長 (80165315)
新関 伸也 滋賀大学, 教育学部, 教授 (80324557)
奥村 高明 聖徳大学, 児童学部, 教授 (80413904)
結城 孝雄 東京家政木学, 家政学部, 准教授 (00459596)
|
|---|
| Keywords | 芸術教育文献 / 還元的研究 / アーカイビング / 国際調査 / 文献解題 / 教育普及 / 美術教育 / 解題ブックレット |
|---|
| Research Abstract |
本研究「芸術教育文献のアーカイビングに関する還元的研究」は、2004～2006年度の初期研究、2007～2010年度の前研究の研究成果還元のために「美術」教育文献研究の充実を図ると共に、「芸術」分野へと広げた。教員養成学部生・教員・一般への還元のためにWebサイト、『文献解題ブックレット』等の頒布、芸術教育の意義を知性と感性で感受するための講演や映画上映会、欧米著名美術館教育担当者への面談取材報告書頒布と新たな面談調査の継続、学的研究等による還元的研究を展開する。
(1)芸術教育文献アーカイビングWebサイト開設、
1)Webサイトhttp://ww.ae-archiving.jp/art-e/開設[2012年3月31日]
2)芸術教育文献アーカイビングWebサイト開設公知用パンフレット編集中
(2)芸術教育文献アーカイビング国際調査研究の実施
1)韓国ソウルの美術館等における基礎調査[2012年2月17日～19日]
2)メキシコの美術館・博物館等における美術・博物館教育普及調査[2012年2月27日～3月7日]
(3)『芸術教育文献解題ブックレット2012〔起〕』創刊[2012年3月31日]
(4)『改訂版美術教育のアーカイビング&ライティングリサーチ2012』刊行[2012年3月31日]
(5)芸術教育文献アーカイビング研究会(公開:講演会・シンポジウム・映画会等)開催
1)第1回講演《子どもの「学び」を実現する指導のあり方》[2011年6月12日、宇都宮大学]
シンポジウム《今を生きる子どもたち:造形学習からのアプローチ》
2)第2回オムニバス・トーク《芸術教育文献のチカラ》[2012年1月9目、宇都宮大学]
3)2012年11月芸術教育映画「トントンギゴギコ図工の時間」上映予定し、監督に講演交渉中
(6)学会等での口頭研究発表=大学美術教育学会・美術科教育学会・日本美術教育連合等で多数
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本科研費(基盤研究(A))の交付決定通知が平成23年12月14日であった。そのため、実行期間は年末年始を含む3ヶ月半という極めて短期間に、韓国・メキシコ各国美術館・博物館等の教育普及担当者への面談によるアーカイビング国際調査を実施した。本科研の採択を想定して半年前の6月に講演・シンポジウム、交付後1ヶ月未満で代表・分担者全員10名による公開研究会でのオムニバス・トークを実施した。前記の代表・分担者全員10名および連携研究者全員10名の執筆による『英日対訳:芸術教育文献解題ブックレット2012〔起〕』(全80頁)創刊、日本国内外への本科研成果の還元を目的として『改訂版英日対訳:美術教育のアーカイビング&ライティングリサーチ2012』(全200頁)を刊行し、芸術教育文献アーカイビングWebサイトhttp://www.ae-archiving.jp/art-e/も開設して、それらの研究成果を記載・公知している。また、査読付論文6件を含む雑誌論文11件、学会発表15件、図書8件などの研究実績もあげている。
|
| Strategy for Future Research Activity |
(1)芸術教育文献アーカイビングWebサイト開設の公知用パンフレットを編集しているので、早期に発行し、代表・分担者全員10名および連携研究者全員10名が所属し研究活動を展開している学会等で研究成果物を頒布し、日本社会の各方面に還元する。
(2)創刊した『英日対訳:芸術教育文献解題ブックレット2012〔起〕』を教員養成学部学生・教員・一般に頒布し、研究成果を多方面に還元する。
(3)未調査のアジア・北欧などアーカイビング国際調査を実施し、その際に『改訂版英日対訳:美術教育のアーカイビング&ライティングリサーチ2012』等の研究成果物を頒布し世界各地に還元する。
|
