2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23248018
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浅見 忠男 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90231901)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 植物ホルモン / ストリゴラクトン / ジベレリン / 受容体 / アゴニスト / アンタゴニスト / D14 / デブラノン |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)カロテノイド開裂阻害剤でありアブシジン酸生合成阻害剤であるアバミンがSL内生量を減少させることを見出した。また合成したトリアゾール誘導体であるTIS108が強力なSL生合成阻害能を有することを見出した。TIS108をシロイヌナズナに処理した結果、枝分かれが増加することを確認した。 (2)高活性型ストリゴラクトンミミックとしてABC環部分にベンゼン環を有しエノールエーテル結合ではなく、エノール結合で直接D環と結合したデブラノン類がSLアゴニストとして効果を示すことを見出した。この化合物はストリゴラクトンの標準品として用いられていたGR24の100倍の活性を示した。 (3)①D14タンパク質にはストリゴラクトンを加水分解する活性があること、加水分解によって生じた水酸化D環はD14タンパク質中で他の部位に移動して結合し、ストリゴラクトン活性を示すことを明らかにした。これまでストリゴラクトンの加水分解により生じた水酸化D環には活性が無いと信じられていたが、この常識を覆す成果であった。②D14タンパク質はストリゴラクトンの加水分解後に生じる水酸化D環依存的にDELLAタンパク質と結合することを見出した。③イネ多分げつ変異体であるd53の原因遺伝子の解析の結果シャペロンであるD53タンパク質を同定した。D53はストリゴラクトン依存的にD14と結合することによってSCF複合体によりユビキチン化されプロテアソーム分解系により分解される結果、ストリゴラクトンシグナルが伝達されることが明らかとなった。このシステムはジベレリンにおけるDELLAタンパク質の機能と非常に類似していることが明らになった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Function of strigolactone as chemical regulator of phosphate starvation signaling2015
Author(s)
Ito S, Nozoe T, Sasaki E, Imai, M, Shiwa Y, Hatta M, Ishige T, Fukui K, Ito K, Sasaki Y, Nakanishi H, Nishizawa NK, Yajima S and Asami T
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Journal Title
PLoS ONE
Volume: 10
Pages: e-0119724
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Molecular mechanism of strigolactone perception by DWARF142013
Author(s)
Nakamura H, Xue YL, Miyagawa T, Hou F, Qin HM, Fukui K, Shi Xuan, Ito E, Ito S, Park SH, Miyauchi Y, Asano A, Totsuka N, Ueda T, Tanokura M, and Asami T
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Journal Title
Nature Comm
Volume: 4
Pages: 2613
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] D14-SCFD3-dependent degradation of D53 regulates strigolactone signaling2013
Author(s)
Zhou F, Lin Q, Zhu L, Ren Y, Zhou K, Shabek N, Wu F, Mao H, Dong W, Gan L, Ma W, Gao H, Chen J, Yang C, Wang D, Tan J, Zhang X, Guo X, Wang J, Jiang L, Liu X, Chen W, Chu J, Yan C, Ueno K, Ito S, Asami T, Cheng Z, Wang J, Lei C, Zhai H, Wu C, Wang H, Zheng N and Wan J
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Journal Title
Nature
Volume: 504
Pages: 406-410
DOI
Peer Reviewed
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