2013 Fiscal Year Annual Research Report
次世代農業経営革新のための人材育成システム構築に関する学際的国際共同研究
| Project/Area Number |
23248038
|
|---|
| Research Institution | Kyushu University |
|---|
Principal Investigator |
南石 晃明 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40355467)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 志郎 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (00355554)
山田 優 明治大学, 農学部, その他 (10580920)
飯國 芳明 高知大学, その他の研究科, 教授 (40184337)
西 和盛 佐賀大学, 農学部, 研究員 (40444781)
金岡 正樹 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, その他部局等, その他 (50355260)
澤田 守 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, その他部局等, 研究員 (60355469)
竹内 重吉 東京農業大学, 国際食料情報学部, 助教 (60595685)
八木 洋憲 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (80360387)
内山 智裕 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (80378322)
淡路 和則 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (90201904)
二宮 正士 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90355488)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2011-11-18 – 2014-03-31
|
| Keywords | 農業経営 / 情報通信技術 |
|---|
| Research Abstract |
本研究の目的は、次世代農業経営革新の基礎となる人材育成システム構築に有益な知見を学際的かつ国際的な視点から体系化することである。そこで、本年度は１～２年目の成果に基づきつつ補足調査を行うと共に収集データの分析および考察を行い、『農業革新と人材育成システム―国際比較と次世代日本農業への含意―』（農林統計出版、2014年３月刊）として本プロジェクトの成果を取り纏めた。以下では、その概要を示す。本書では、以下の３つの視点から次世代の農業人材育成について，複眼的総合的な考察を行った。これらの分析と考察から得られた、次世代の農業人材育成に対する含意は以下4つに区分できる。（１）育成すべき農業人材像の明確化：わが国の農業法人経営は，欧米主要国の農業経営に比肩しうる存在になっており，事業多角化においてはむしろ，欧米主要国の農業経営よりも積極的・先進的であるとさえ言える状況が見られる。育成すべき農業人材像の明確化が，次世代人材育成制度を展望する起点となる。（２）農業人材育成制度の再構築と品質保証：農業人材育成における多様性の確保は重要である。しかし，これらの多様な教育訓練の全体像を把握し，それぞれの関係を整理し，資格制度等も含めて品質保証制度の検討を行うべき時代になっている。（３）農業経営者が実質的に参画する農業人材育成の制度設計：欧州主要国では職業教育訓練に伝統的に産業界が深く関わっている。こうした仕組みが，各時代に実際の農業経営の現場で必要な人材が育成されることを担保しているとも言える。（４）社会的要請と技術革新に対応した教育訓練の内容と方法の見直し：社会的要請と技術革新に対応した教育訓練の内容と方法の見直しが求められている。GAP等の社会的責任を農業経営として果たすには，農場内で発生する様々な情報を収集・記録・共有・処理・提供するなどの，農業情報のマネジメントが必要となる。
|
| Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
| Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
