2013 Fiscal Year Annual Research Report
農畜産物輸出の拡大条件及び展開戦略の解明に向けた総合的研究
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23248039
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
福田 晋 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40183925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 和彦 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (00192740)
磯田 宏 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (00193392)
辻 一成 佐賀大学, 農学部, 准教授 (00253518)
狩野 秀之 宮崎大学, 農学部, 准教授 (00423509)
山本 直之 宮崎大学, 農学部, 教授 (10363574)
前田 幸嗣 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20274524)
森高 正博 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20423585)
田中 史彦 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (30284912)
新開 章司 福岡女子大学, 文理学部, 准教授 (30335997)
豊 智行 鹿児島大学, 農学部, 准教授 (40335998)
内野 敏剛 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (70134393)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 農産物輸出 / マーケティング戦略 / 製品差別化 / 消費者セグメント / 海上コンテナ輸送 |
Research Abstract |
第1に、コメの輸出先国としての中国及びシンガポールの消費者市場のセグメント化を行い、日本産米の潜在的購入可能性のあるセグメントから次のようなマーケティング戦略を提言した。中国においては、安全性の認証担保が要求され、さらに和食料理とセットにしたコメ販売プロモーションが重要となる。シンガポールにおいては、食味、香り、外観や広告宣伝により一層マーケティングのウエイトを置くことである。 第2に、コメの輸出先国としての香港における日本産米の製品差別化の程度をマクロデータを用いて計測した。国内産がなく他国からの輸入米に依存している香港では、日本産米の製品差別化が小さいことを明らかにした。このようなマクロデータでは差別化は困難であり、シンガポールにおける研究結果からも明らかなように、日系デパート等の高所得層が購買する市場でのみ差別化ができる可能性がある。 第3に、牛肉については、香港消費者市場において日本産和牛の品質の高さによる差別化が行われていることを明らかにした。しかしながら、すでに豪州、米国、チリなどからWAGYUが輸出されるようになっており、赤身肉と異なる霜降り肉の国際的なWAGYU市場における差別化が、どの程度行われるかが課題であることを明らかにした。 第4に、香港において、イチゴの海上輸送と航空輸送試験を行い、その鮮度保持効果、消費者による官能比較テストを行った。その結果、品質保持、官能調査においても海上輸送と航空輸送において明確な差がないことを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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