2012 Fiscal Year Annual Research Report
アクセシビリティの視点による地域医療提供体制の再構築に関する包括的研究
Project/Area Number |
23249029
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Research Institution | National Institute of Public Health |
Principal Investigator |
熊川 寿郎 国立保健医療科学院, その他部局等, その他 (10221227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 淳 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (70117696)
三橋 伸夫 宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50229746)
山下 哲郎 工学院大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00239972)
吉川 徹 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (90211656)
菅原 琢磨 法政大学, 経済学部, 教授 (50364659)
平塚 義宗 国立保健医療科学院, その他部局等, その他 (80266014)
小林 健一 国立保健医療科学院, その他部局等, その他 (80360692)
松下 大輔 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (90372565)
山田 あすか 東京電機大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (80434710)
佐藤 栄治 宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (40453964)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | アクセシビリティ / 医療施設立地 / 看護量 / 看護負担感 / サービスの定量化 / 医療サービス提供体制 |
Research Abstract |
医療サービス提供体制の再構築を目指して行われる研究の一環として,居住者からの医療施設への移動的利便性と病院内での看護者の患者への到達容易性(アクセシビリティ)の視点によって対象地域の医療提供体制を包括的に研究するものである.本研究課題では,①フロアプランと人員配置からみた病院運営と看護システムマネジメント手法の開発,②人口分布や都市構造の視点を取り入れた医療施設配置計画モデルの開発,をもとに最も効率的な病院と看護人員の配置を実現した場合に現行の医療点数制度の下で地域の医療提供体制全体が経営として成り立つかを検証し,また成立しない場合の最重要な拠点への医療資源の投入量を検証する.これによって,地方の医療提供網が崩壊している現実を数量的・客観的に説明し,全国レベルでの医療システムの再構築に向けての知見を得ることを目的とする. 本年度においては,昨年度に引き続き①のフロアプランの調査の調査対象病等を増やしデータの信憑性を確認したこと,また②を調査対象を全国に広げ全ての計測を終了した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に引き続きデータ自体は良質なデータが得られているが,データ量が膨大になり,分析器手法の再検討をした後,分析の一部を次年度に繰り越すこととなったため.
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に向けては,2つの各々の研究成果をまとめることが挙げられる. ①については,フロアプランと看護量,看護負担感の関係について,②については全国的なサービス量の必要量について言及する必要がある.
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Research Products
(6 results)