2015 Fiscal Year Annual Research Report
a Study about international competitiveness of Japanese Auto-Component Industry under the Changing Situation of Grobal Supplier System
Project/Area Number |
23252009
|
Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
清 ショウ一郎 関東学院大学, 経済学部, 教授 (80171312)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 洋一郎 中央大学, 経済学部, 教授 (00164145)
野村 俊郎 鹿児島県立短期大学, その他部局等, 教授 (00218364)
遠山 恭司 立教大学, 経済学部, 教授 (20270233)
青木 克生 明治大学, 経営学部, 専任准教授 (20318893)
林 松国 小樽商科大学, 商学部, 准教授 (20584345)
田村 豊 愛知東邦大学, 経営学部, 教授 (40340400)
中山 健一郎 札幌大学, 地域共創学群, 教授 (50285227)
兼村 智也 松本大学, 総合経営学部, 教授 (70367548)
小林 英夫 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 名誉教授 (80052546)
山崎 修嗣 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (80239938)
伊藤 誠悟 武蔵大学, 経済学部, 教授 (80612275)
黒瀬 直宏 嘉悦大学, ビジネス創造学部, 教授 (90288572)
富野 貴弘 明治大学, 商学部, 専任教授 (90366899)
西岡 正 兵庫県立大学, 経営研究科, 教授 (90369116)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 自動車・同部品産業 / 系列・下請企業 / 中小企業 / グローバル調達 / サプライチェーンマネージメント / 労働慣行と工場現場 / 新興国の経済発展 / リーマンショック後の構造転換 |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年度末の段階で研究代表者の健康上の理由で成果物を単行本として取りまとめる作業が遅れたことにより、予算の一部を2016年度に繰り越した。その成果の一つは、2016年4月1日付けで、「日本自動車産業グローバル化の新段階と自動車部品・関連中小企業」(社会評論社)として刊行された。本書はグローバル化の現状分析、7650社のアンケート調査分析、国内地域別自動車部品・関連産業・企業動向分析を行った上、中小企業政策のあり方について検討し、経済合理性の観点だけでなく、中間層の没落、非正規雇用の増大等、国内における経済運営の健全性が失われる恐れがあることを指摘、この点について一定の注目を集め、2017年1月~2月にかけて中小企業庁取引課からのヒアリングを受けることとなった。 上記出版は、「日本・地域別」を主たる内容としているが、残された「グローバル・テーマ別」」を主たる内容とする国際調査結果の分析を行い、出版することが2016年度の課題となった。この出版は2017年3月31日付けで、「日本自動車産業の海外生産・深層現調化とグローバル調達体制の変化」(社会評論社)として刊行された。本書は総論として日本自動車産業グローバル化の進展に伴って、リーマンショックを前後して展開されたグローバル調達構造の転換に着目し、この中での1次サプライヤーのウェイトの上昇、自動車メーカーとの「日系系列の形成」を指摘し、一方で厳しいQCD管理が国内での中小企業の衰退を招き、他方で海外においては日系企業の競争力維持のフィルターとして機能するというパラドクシカルな構造・機能を持っているという特徴点を指摘、続いて自動車メーカーの調達政策、さらに部品メーカーのグローバル展開と供給体制の特徴に関する分析を行った。 以上の2冊の刊行によって、2016年度に繰り延べられた予算執行は完了、期待の成果を上げることが出来た。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(17 results)