2011 Fiscal Year Annual Research Report
アラスカの地殻隆起・重力変動観測による粘弾性構造解明と地球環境変動モニタリング
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23253003
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
三浦 哲 東京大学, 地震研究所, 教授 (70181849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 博己 東北大学, 学内共同利用施設等, 教授 (50107455)
佐藤 忠弘 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (10000176)
太田 雄策 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50451513)
大久保 修平 東京大学, 地震研究所, 教授 (30152078)
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (40178778)
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Keywords | 地殻荷重変形 / GPS / 後氷期隆起 / 絶対重力 / 粘弾性構造 |
Research Abstract |
本研究課題では,米国アラスカ州における野外観測が主要な実施内容であるが,採択内定通知が11月下旬だったため,本年度はそれができなかった.そこで,来年度以降の研究実施のため,モニタリング重力計の機種選定等を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究課題は,採択内定通知が11月下旬だったため,主要な実施内容である米国アラスカ州における野外観測ができなかったため.
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Strategy for Future Research Activity |
H24年5月から6月にかけての約3週間,研究代表者らが現地に赴き,先行研究により設置された絶対重力観測点において再測を実施する.同期間には,各GPS 観測点をまわり,データ収集とバッテリーの交換作業などを行う.帰国後に収集されたデータを解析し,得られる座標時系列に問題がないか確認する.これまでに得られたデータと結合する.また高精度の重力潮汐観測を実施するため,モニタリング用重力計の設置を行う.また,蓄積されたデータを用いて潮汐解析を行い,重力計が仕様通り正常に動作しているか確認する.また,気圧応答やドリフトレートについても調査する. 先行研究によって得られているGPS 連続観測データの観測点座標時系列について,粒子フィルター法など最新の統計学的手法の応用による季節変動除去法について検討を行う.実際に収集されたGPS 連続観測データの観測点座標時系列も加えて,季節変動除去を実施し経年変化率を求める. 先行研究により求められている粘弾性構造モデルを精査し,問題点を洗い出して改良すべき点などについて検討する.本研究によって得られるデータの品質などを考慮して,モデル構築のために最適な解析手法について検討する.
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