2015 Fiscal Year Annual Research Report
学術用超高速インターネットを利用した遠隔医療ネットワークの世界展開
Project/Area Number |
23256005
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清水 周次 九州大学, 大学病院, 教授 (70274454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 教授 (60325529)
大塚 隆生 九州大学, 大学病院, 講師 (20372766)
安徳 恭彰 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20529797)
永井 英司 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30264021)
工藤 孔梨子 九州大学, 大学病院, 研究員 (50644796)
岡村 耕二 九州大学, 学内共同利用施設等, 教授 (70252830)
中村 雅史 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30372741)
下野 信行 九州大学, 大学病院, 准教授 (70346782)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 遠隔医療 / 遠隔教育 / 情報通信 / 学術ネットワーク / 国際協力 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 世界各国における医療ネットワークの進展と臨床応用の組織的拡大: 本年度は23か国60施設へ新たな接続が確立した。国別では日本で19施設で新規に接続した他、ブラジル、メキシコ(各4施設)、中国、タイ、オーストラリア、コロンビア(各3施設)などが続いた。また学術用高速回線が利用できない市中病院や地域医療施設への展開を国内外において推進した。さらに全国国立大学病院長会議と連携する形で、遠隔医療教育をサポートする技術担当者の育成のための技術者マニュアルを作成し、近く発刊の予定である。 2.医療コンテンツの充実と遠隔診療システムの構築:本年度は計90のプログラムを実施した。外科や内視鏡分野が中心となる中、胎児、小児科、眼科、耳鼻科、神経内科、感染症、歯科、看護師など様々な臨床テーマが取り上げられた。特に内視鏡領域ではアジアや中南米との定期的なプログラムが数多く実施され、来年度以降もその世界的な発展が期待される。 3.アジア太平洋先端ネットワーク会議におけるプログラムの充実:8月にはマレーシアで、1月にはマニラで開催した会議において計11のセッションを企画し、最先端の技術と魅力ある遠隔医療プログラムを20の地域と共有したのみならず、技術者のワークショップを開催しそれぞれのプログラムに対する問題点の把握と解決策を議論した。また11月には韓国で第9回アジア遠隔医療シンポジウムを開催し、医療スタッフと技術者間で情報を共有する機会を作った。 4.国際的医療交流の推進:本年度は世界7か国から計25名の医師・研究者や技術者を九州大学病院へ約1か月間招聘し、各医療分野における研修や技術トレーニングを実施した。これにより今後の更なるプログラムの展開と遠隔会議における技術的問題点の解決に繋がることが期待された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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