2013 Fiscal Year Annual Research Report
近代地方公文書アーカイブズの構造と情報に関する学際的総合研究
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23300091
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
白井 哲哉 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70568211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 泰 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20323222)
綿抜 豊昭 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (30211676)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 歴史情報 / アーカイブズ / 史料学 / 公文書管理 |
Research Abstract |
本研究の実績の詳細は、別途刊行した研究成果報告に盛り込まれているので、ここでは本研究の開始にあたり設定した3つの領域についてそれぞれの概要を述べるに止める。 本研究における中心研究領域に「公文書アーカイブズ構造分析研究」を設定し、日本アーカイブズ学及び歴史資料学の観点から、近代地方公文書アーカイブズの形成過程及び内部構造の研究をめざした。研究成果は「砂川村役場文書の全体像―組織分析からの考察―」、「近年の兵事文書研究の動向と旧砂川村役場文書(兵事文書)の特色」、「近年の兵事文書研究の動向と旧砂川村役場文書(兵事文書)の特色」の3報告を得た。 本研究の副次的研究領域のうち「公文書アーカイブズ情報分析研究」は、歴史学(日本近現代史)、民俗学、地理学、文化人類学、政治学、社会学などの観点から、近代地方公文書アーカイブズの内容情報を分析してその学術的意義の解明をめざした。研究成果は、「旧砂川村(町)役場文書からみる家・屋敷まわりの生活と民俗」、「庶務簿冊にみる村役場の「行き倒れ」対応と地域社会―玉川上水の溺死人を中心に」、「大八車から荷車・農車へ―明治時代初期における荷車~旧砂川村役場文書群に残された運搬用車の申請書からの分析~」、「明治期の砂川村役場文書からみた防災対策」、「砂川村役場文書から見えて来た空襲被災者への公的援護」、「砂川村役場文書にみる砂川村勤労者組合」、「砂川基地反対運動をめぐる共感の構造―『激励電報回覧綴』を手がかりにして―」、「農地転用の動向から見える砂川闘争と砂川町の都市化」の8報告を得た。 本研究の副次的研究領域のうち「公文書リテラシー分析研究」は、国文学、歴史学などの観点から、近代地方公文書の収受・作成の具体相を明らかにする一環として管理及び民衆における公文書の作成実態の解明をめざした。研究成果は「明治時代初期の「用文」の諸相」の1報告を得た。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)