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2011 Fiscal Year Annual Research Report

BRAP、TLR4、APOB遺伝子多型の生活習慣病罹患リスクに関する縦断研究評価

Research Project

Project/Area Number 23300252
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

諏訪園 靖  千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (90302546)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邉 美幸  千葉大学, 大学院・医学研究院, 技術職員 (70571355)
Keywords遺伝子多型 / メタボリック症候群 / 高脂血症 / 糖尿病 / 追跡調査
Research Abstract

BRCAI-関連蛋白(BRAP)の遺伝子多型は、心筋梗塞患者での疫学調査により見出され、冠動脈の炎症が、その機序として指摘されている。また、Toll様受容体4(TLR4)については、炎症反応におけるサイトカイン誘導を介する動脈硬化に関連するとされ、心筋梗塞や心筋梗塞後の心不全との関連が報告され、近年ではメタボリック症候群、耐糖能異常、脂質代謝異常にも関連が報告されている。アポリポタンパク質B(APOB)遺伝子についても、高コレステロール血症との関連が報告されており、注目を集めている。しかしながら、日本人における調査はほとんどなく、縦断的な検討もなされていない。そこで、本研究では、日本の一般人において大規模かつ長期間にわたる縦断調査を行い、これらの遺伝子の、生活習慣病の発症との関連を明らかにし、生活習慣や、すでに測定した遺伝子多型との影響を比較し、さらに、遺伝子同士の組み合わせによる相互作用を予防医学的に評価することを目的とした。本年度は、BRAP(rs11066001)の測定の一部が終了した。結果として、男性TT型81人(59.1%)、CT型43人(31.4%)、CC型23人(9.5%)、女性TT型91人(62.3%)、CT型45人(30.8%)、CC型10人(6.8%)であった。Hardy-Weinberg Equilibriumについて検討したところ、男性ではp=0.06、女性でp=0.23であり、平衡に矛盾しない結果であった。現在さらに分析を計測して終了させるとともに、生活習慣との交互作用を含めて、高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、高γGTP血症などについて横断的に関連性の検討を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成23年度は測定対象の遺伝子多型の測定順序の変更は行ったが、遺伝子多型の測定を主として実施しており、測定そのものについては特に問題などは生じていないため。

Strategy for Future Research Activity

TLR4、APOBの遺伝子多型について、順次測定を進めていくとともに、それぞれの遺伝子多型とその組み合わせについて、生活習慣との交互作用を含めて、高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、高γGTP血症などについて横断的、縦断的に関速性を検討していく方針である。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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