2013 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル社会に対応する英語で行う早期科学教育プログラムの開発
Project/Area Number |
23300280
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
加藤 徹也 千葉大学, 教育学部, 教授 (00224519)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 純 千葉大学, 教育学部, 教授 (30252886)
中澤 潤 千葉大学, 教育学部, 教授 (40127676)
杉田 克生 千葉大学, 教育学部, 教授 (40211304)
山下 修一 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10272296)
ホーン ベバリー 千葉大学, 教育学部, 准教授 (80595786)
木下 龍 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10586217)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 科学教育 / 英語による科学実験 / 内容言語統合教育 / グローバル社会対応 / 国際研究者交流 / シンガポール / 出る杭人材育成 |
Research Abstract |
前年度までに開発した実験講座では、中高生は留学生と個々にコミュニケーションをとり、英語のみで支援を受けながら実験を進め、時には組み込まれた共同実験のために話し合うという形で、科学探究活動を英語で行う環境を提供した。今年度は新たな講座の設計を試みた。ここでは簡単な演示実験を見て科学的推論を行い英語で説明する、また、各自が得た実験結果を英語により説明する、といったアクティビティを取り入れた。この新規講座の設計や具体化および講師担当として、シンガポールNIE理科教育部門の Dr. Jennifer Yeo の協力を仰ぎ、計画や検討についても支援を受けた。新たな講座はシンガポールでの生徒中心の授業にかなり近い。ただし、これを実施するうえでは日本の中高生の言語面での不十分さが予想された。そこで、身近な道具で容易に再現できる(かつ不思議で興味深い)物理現象を取り上げれば、受講生たちは日本語混じりの英語で議論を進めることができるという判断で、講座を作成し実施した。後日、同一内容の実験講座を、教員研修留学生(フィリピン学校教員)に講師担当を依頼して再度実施した。今年度の講座終了時には、留学生補助員たちに、受講生ごとにどんな支援が必要であるかを推察するために観察報告をしてもらった。結果として、中高生の受講生は新規講座において、他の講座よりもさらに自分の英語力の不足を痛感させていた。彼らに生じる自己の英語能力へのフラストレーションを解消するための恒常的な学習機会の提供への示唆を得ることができた。この講座設計に関連し、シンガポールでの生徒中心の科学授業の展開手法を紹介する国際セミナーを開催した。また、受講生への機会提供として、今年度は近隣SSH校生徒とともに英語でポスター発表を行った。受講生4名が自分で進めている課題研究の成果をASEANの大学・高校教員24名の前で発表し、大きな自信を得ていた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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