2013 Fiscal Year Annual Research Report
科学技術ガバナンスの形成のための科学教育論の構築に関する基礎的研究
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23300283
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清原 洋一 国立教育政策研究所, 教育課程調査官, 研究員 (10353393)
萱野 貴広 静岡大学, 教育学部, 教務職員 (30293591)
神田 玲子 独立行政法人放射線医学総合研究所, 放射線防護センター, 上席研究員 (40250120)
三枝 新 独立行政法人放射線医学総合研究所, 放射線防護センター, 主任研究員 (40392229)
中武 貞文 鹿児島大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40404016)
丹沢 哲郎 静岡大学, 教育学部, 教授 (60272142)
内ノ倉 真吾 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (70512531)
奥野 健二 静岡大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80293596)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 科学技術ガバナンス / STEM教育 / NGSS / 放射線リスク / 放射線リスクコミュニケーション / 防災減災教育 |
Research Abstract |
本研究は「不確定要素を含み、科学者にも単純には答えられない問題ではあるが、今現実に社会的な合意を必要としている問題」を科学教育ではどのように対処していくかが、主たる研究テーマである。 日本において、よりよい科学技術ガバナンスの実現を目指すという、「社会及び公共のための科学技術イノベーション政策」が示された。ところが、日本という文脈においては、「参画を促進し、個々人が主体的に科学技術を学ぶ」ことは極めて希薄であり、これらに繋がる学習論・教授論が見出されているとは言い難い。科学研究費基盤研究(B)「科学技術ガバナンス の形成のための科学教育論の構築に関する基礎的研究」メンバーは、様々な観点から研究課題に立ち向かってきた。これまで3年間の研究成果として明確になってきたことは、福島の原子力発電所での事故に関連して放射線リスクをどのように科学教育として展開するかや、あらゆる科学技術工学数学等が抱えるリスクを伴う次世代型の課題を解決するための教育の構築が求められるということである。アメリカにおける壮大なSTEM教育改革の一端を調査することができ、最終報告書としてまとめることができた。特に3年目の成果としてメンバーは、香港で開催された東アジア科学教育学会にて発表を行ない、7月には科学技術ガバナンスを埋め込んだ科学技術工学数学教育(STEM 教育)を、インフォーマル教育として1泊2日のSTEM教育キャンプを主に小学5・6年生、中学生を対象に焼津市の県立青少年の家において実践できた。次に、9月に入り日本科学教育学会にて課題研究として7つの発表を行い、大変好評であった。2014年1月にはアメリカのASTEにおいて発表を行っただけでなく、2月のアイオワ大学、ミネソタ大学での調査訪問時に、STEM教育の研究交流が出来き多くの示唆をいただくことができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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