2013 Fiscal Year Annual Research Report
国内外の日本語教師の職能開発を支援する電子ティーチング・ポートフォリオの開発
Project/Area Number |
23300296
|
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
加藤 由香里 東京農工大学, 大学教育センター, 准教授 (90376848)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 正敏 東京成徳大学, 経営学部, 准教授 (90332973)
河路 由佳 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00272641)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 教師連携 / 実践コミュニティ / eポートフォリオ / 遠隔教育 / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,国内外で活動する日本語教師が,ネットワーク上で他の教師との交流を通じて,自らの教師としての成長を考える「教育の学問的研究(SoTL)」を支援を行った。 そのために,現職の日本語教師が専門的な知識,技能を学べるWEBサイト「語学教師の成長サポート」(https://lms. katoyukari.net/)と自らの活動を振り返るためのeポートフォリオ「かとプロ」(https://sns.katoyukari.net/)を構築した。 第1期(2012年4月~9月)は, 1.参加者の交流活動が十分に行えなかった点が不満であること,2.若手教師からの自発的な意見表明が難しいこと,3.参加者同士の意見交換を活性化するために,強制的な報告なども含めたルール作りが必要であること,4.活動記録としてのティーチング・ポートフォリオ作成が有意義であったことが明らかになった。つまり,教員実践を議論するコミュニティが成立しにくく,参加者間の交流活動が不十分であったことが問題点としてあげられた。 この結果をふまえて,第2期(2012年11月~2013年4月)は,システムに改良を加え,参加者で興味のあるサブグループを作り,グループのリーダが中心となって認知的な負荷を軽減して省察活動に取り組める工夫を試みた。特に,参加者間の交流を促す工夫をと入りいれて,1.カリキュラム,2.支援ツール,3.共同体の人間関係の3点において参加者の興味に応じた多様な活動を展開することを試みた。その結果,2つのサブグループで,WEBサイトを通じた交流数の増加とともに,学生同士の交流プロジェクト,セミナーの企画など現実の問題を解決するための議論と交流が行われた。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|