2011 Fiscal Year Annual Research Report
教員・受講生のビヘイビアを提示する授業改善システム及び方法論の開発・実践
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23300311
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
村上 正行 京都外国語大学, マルチメディア教育研究センター, 准教授 (30351258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角所 考 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50263322)
椋木 雅之 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (20283640)
西口 敏司 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (80362565)
飯山 将晃 京都大学, 経済学研究科, 准教授 (70362415)
山肩 洋子 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (60423018)
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Keywords | レスポンスアナライザ / 授業改善システム / 質問行動 / 姿勢判断 / 三次元映像活用 / フィードバック |
Research Abstract |
2011年度は、以下のような研究を行った。 (1)まず、授業中の講師と受講生のインタラクションに着目して授業改善を行うために,学生の意見の詳細を知ることができるよう発言の自由度を高め,さらに操作に不慣れな学生には受講の妨げとならないよう「投稿・投票機能」をもつ,レスポンスアナライザを開発し,授業実践を行った.質問紙調査の分析の結果,操作に関しては受講の妨げになっていないことを確認し,利用することにより授業への参加および学習の動機づけの向上に有効であることが分かり,システムの授業への導入の有効性を確認した. (2)授業の分析手法の一つとして,ビデオで受講者の様子を撮影しておき,後で分析者が映像から受講者の様子を確認し,アノテーションを付与する方法が一般的に行われている.しかしながら,ビデオで撮影した映像では,受講者の傾きや向きなどの姿勢を判断することが困難であるという問題がある.そこで,受講者の様子を,深度センサを用いて三次元映像として撮影し,分析しやすいように提示する手法について検討した (3)映像にさまざまな情報をフィードバックするための閲覧ツールを開発中であり、授業映像との連携を今後図っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(B)班の「授業映像とビヘイビアを同時に提示するための基本インタフェースの設計」は現在進行しており、(C)班の「授業中のインタラクションに着目した授業改善の方法論のデザインの研究」は研究成果も出ている。 対して、(A)班の「受講者映像からの視線・顔・体の向きの推定」の研究がやや遅れ気味である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在までの達成度でも述べたように、(A)班の研究が遅れているので、2012年度はこの(A)班の研究を中心に行う予定である。現在、授業中の映像を複数撮影しており、そのデータを使ってどのように研究を進めていくか、随時ミーティングを行なっていく予定である。 2012年度後半には、各班の成果を統合する準備を進めていきたいと考えている。
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Research Products
(16 results)