2013 Fiscal Year Annual Research Report
ゲノム領域特異的ヒストンアセチルの誘導によるがん治療法の開発
Project/Area Number |
23300344
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Research Institution | Chiba Cancer Center (Research Institute) |
Principal Investigator |
永瀬 浩喜 千葉県がんセンター(研究所), 研究所, 研究所長 (90322073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 隆義 千葉県がんセンター(研究所), がん遺伝創薬研究室, 研究員 (60526060)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | エピジェネティクス / ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤 / ピロールイミダゾールポリアミド / ヒストン修飾 / がん |
Research Abstract |
エピジェネティックな修飾をゲノムの特定の領域に能動的に働かせることができる基礎技術を疾患エピミューテーションの修復技術および表現型と関連するエピミューテーションの探索技術として実用化することを目的として研究実施計画に取り組んできた。ペプチド合成機PSSM8を購入し、ポリアミド化合物の効率的な自動合成系を千葉県がんセンター研究局内に確立し、ポリアミド化合物の合成と合成化合物の生成に成功した。このポリアミド化合物とヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤SAHAとを結合させた複合体を合成し、HDACの阻害活性が有ることを確認し、何らかの変化ががん細胞に誘導できるか?また、ゲノムのヒストンのアセチル化をある特異性を持ってゲノムの特定領域に促すことができるか?さらに、標的遺伝子の発現パターンを変えることが確認できるかを検討してきた。 標的遺伝子配列領域のDNAメチル化、ヒストンアセチル化およびヒストンH3K4とK27のトリメチル化の解析、遺伝子発現解析および標的外の領域での変化を検討した結果、ある特異性を持って標的遺伝子を含むゲノムにヒストン修飾の変化が認められ、発現が停止もしくは 低下している内在性の遺伝子を再発現させることができることが確認できた。残念ながら抗がん剤として使用できるような効果を示す化合物は未だ同定できなかったが、この方法を用いて合成された化合物により、iPS細胞を誘導する山中因子を誘導する化合物を同定し、マウスでiPS細胞を誘導でき、ヒト皮膚由来線維芽細胞でにおいても幹細胞を誘導する可能性のある候補化合物を京都大学との共同研究で得ることが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)
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[Journal Article] Distinct DNA-based epigenetic switches trigger differential transcriptional activation in human dermal fibroblasts.2014
Author(s)
PandianGN, Taniguchi J, Junetha S, Sato S, Han L, Saha A, AnandhaKumar C, Bando T, Nagase H, Vaijayanthi T, Rhys D. Taylor RD, Sugiyama H.
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 4
Pages: 3843
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Nr4a3, a possibile oncogenic factor for neuroblastoma associated with CpGi methylation within the third exon.2014
Author(s)
Uekusa S, Kawashima H, Sugito K, Yoshizawa S, Shinojima Y, Igarashi J, Ghosh S, Wang X, Fjiwara K, Ikeda T, Koshinaga T, Soma M and Nagase H.
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Journal Title
International Journal of Oncology
Volume: 44
Pages: 1669-1677
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Inhibition of malignant phenotypes of human osteosarcoma cells by a gene silencer, a pyrrole-imidazole polyamide, which targets E-box.2014
Author(s)
134. Taniguchi M, Nakai Y, Ozaki T, Koshikawa N, Kojima T, Kataba M, Oguni A, Matsuda H, Yoshida Y, Tokuhashi Y, Fukuda N, Ueno T, Soma T, Nagase H.
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Journal Title
FEBS Open Bio
Volume: 4
Pages: 328-334
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] 変異型KRASを標的とした塩基配列特異的アルキル化剤によるマウス移植ヒト大腸癌の増殖抑制2013
Author(s)
・ 井上貴博, 平岡桐子, 養田裕行, 杉本博一, 篠原憲一, 渡部隆義, 越川信子, 尾崎俊文, 永瀬浩喜, 坂東俊和, 杉山弘
Organizer
第36回日本分子生物学会年会
Place of Presentation
神戸
Year and Date
20131203-20131206
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[Presentation] 変異型KRASを標的とした塩基配列特異的アルキル化剤による腫瘍細胞の増殖抑制2013
Author(s)
・ 平岡桐子, 井上貴博, 養田裕行, 杉本博一, 篠原憲一, 渡部隆義, 越川信子, 尾崎俊文, 永瀬浩喜, 板東俊和, 杉山弘
Organizer
第36回日本分子生物学会年会
Place of Presentation
神戸
Year and Date
20131203-20131206
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