2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23310188
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
村井 吉敬 早稲田大学, アジア研究機構, 教授 (40129797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内海 愛子 大阪経済法科大学, アジア太平洋研究センター, 客員教授 (70203560)
福家 洋介 大東文化大学, 国際関係学部, 准教授 (80199273)
李 泳采 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (30460108)
藤林 泰 埼玉大学, 共生社会教育研究センター, 教授 (80292639)
砂井 紫里 早稲田大学, イスラーム地域研究機構, 研究助手 (90367152)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 水産業 / 東アジア / 東南アジア / グローバル化 / 養殖漁業 / エビ / マグロ / なまこ |
Research Abstract |
本研究の主要なフィールドは東アジア・東南アジアである。本年度は主として韓国・インドネシア・タイ・フィリピン・シンガポール・マレーシア・香港・台湾においてフィールド調査を行い、それぞれの地域での水産物のグローバル化に関してのデータ・資料収集を行った。漁村(たとえば韓国東海岸の日本人漁村)・水産物市場および問屋街に加え、コンテナー港(たとえばタイのバンコク、ソンクラーなど)・水産加工場(たとえばフィリピン・ジェネラルサントスの鰹節製造工場、タイ・バンコク郊外のペット用飼料缶詰工場、マレーシア・ジョホールバルのイワシ缶詰工場など)を実際に歩くことによって水産物のグローバル化の現場を体験することができた。官公庁資料の収集も各地で進めることができた。尚、中国およびオーストラリアでの調査については研究代表の急病のため延期することとなった。 本年度にもっとも成果があがったのは、タイおよびフィリピンにおける水産加工場の実態調査である。また昨年度から継続の韓国・インドネシア・台湾についても、生産から消費までに関わるデータと資料をさらに蓄積することができた。 日本国内では計5回にわたって研究会を実施することができた。それぞれ研究分担者・連携研究者の報告、関連映像作品の鑑賞を行った。さらに講師として真珠養殖の実務に携わってきた専門家と東南アジア水産研究者招聘しお話を伺った。水産物のグローバル化をめぐる課題について検討するとともに、問題意識を共有した。研究代表者急逝のため、本研究課題は本年度で一端打ち止めとなるが、調査の継続と研究成果の公開にむけて準備を進める。
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