2013 Fiscal Year Annual Research Report
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23320030
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
秋山 聰 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (50293113)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00242074)
佐藤 康宏 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (50141990)
高岸 輝 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80416263)
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| Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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| Keywords | 美術史 / 比較美術史 / 宗教美術史 / 聖遺物崇敬 / 聖像崇敬 / コレクション / 絵巻 / 宝物 |
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| Research Abstract |
今年度も引き続き、当該研究課題に関連した文献・画像資料の収集を、とりわけ国内に架蔵図書が不足している西洋の事例に比重を置きつつ行なった。また研究代表者は、夏季休暇中にウィーン、リエージュ、マーストリヒト、アーヘン、ケルン等諸都市を訪れ、主として教会宝物に重点を置きつつ美術と宝物に関わる資料調査を行ない、東西比較の対象としうる事例を更に多く収集した。今年度はこれまでの研究成果の発表にも務め、9月に在フィレンツェ、ドイツ美術史研究所との共催で東京大学で開催された国際シンポジウム「SEN：On Lines and Non-lines」で発表した他、11月には研究分担者二名（板倉、高岸）と共にチューリッヒ大学とフリブール大学における研究会でも成果を発表し、参加者からの新たな示唆や知見を多数得ることができた。研究代表者は国立民族学博物館における共同研究「物質性の人類学」の第四回研究会においても、成果の一部として聖体の奇跡をめぐる発表を行ない、人類学分野からの貴重な示唆を得た。日本・東洋美術担当研究分担者らは、昨年度に引き続き谷文晁一門粉本調査を行ない、撮影した作例をウェッブ上で公開、またサントリー美術館の谷文晁展に協力して、その一部を一般公開するとともに、成果の一部を国内外で口頭ならびに論文発表した。今年度は日本・東洋に関しては3回、西洋に関しては1回研究会を開催し、学外学識者をアドヴァイザーとして招聘し活発な議論を行ない、多くの点において東西比較の有効性をさらに確認することができた。なお代表者・分担者ともに、これまでの成果の一部を国内外の公刊物に論文発表するとともに、さらなる発表の準備を進めている。本研究により「宝物」が現在の「美術（作品）」あるいは「文化財」に比してかなりダイナミックな概念であり、前近代の造形物を扱う際に極めて有効であることが浮かび上がってきたように思われる。
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| Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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