2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320038
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Research Institution | Kyoto National Museum |
Principal Investigator |
佐々木 丞平 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, その他部局等, その他 (20144313)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 隆 京都美術工芸大学, 工芸学部, 教授 (00192774)
山本 英男 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, その他部局等, その他 (10200833)
赤尾 栄慶 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, その他部局等, その他 (20175764)
宮川 禎一 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, その他部局等, その他 (30280530)
尾野 善裕 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, その他部局等, その他 (40280531)
山下 善也 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, その他 (40463252)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 仏教文化 / 木津川流域 / 平安時代 / 地域文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
京都府南部、木津川流域に点在する古寺の文化財調査を通じて、京都と奈良という古都にはさまれた地域の仏教文化の特性を明らかにすることを目的とした。三ヶ年にわたる文化財調査の対象は笠置町の笠置寺、木津川市加茂町の海住山寺・現光寺・浄瑠璃寺・岩船寺、木津川市山城町の蟹満寺・神童寺、京田辺市の寿宝寺・酬恩庵(一休寺)、宇治田原町の禅定寺などの収蔵文化財調査を行った。その調査件数は1000件を越えた。さらにこの地域の古墳出土品や寺院出土品・恭仁京跡出土品などの遺物の調査を行ってその特色を明らかとした。 文化財調査の結果、この地域は南都奈良の強い影響下にありつつも平安時代後期からは平安京からの浄土信仰の影響を受けた重層的な文化影響があったことが明らかとなった。 この研究の成果は京都国立博物館において特別展覧会「南山城の古寺巡礼」(平成26年4月22日~6月15日)において文化財約140件を展示して広く観覧者に公開周知した。またそれに伴う土曜講座や外部講演会において調査成果をもとにした研究発表を行った。それによって従来あまり知られていなかった南山城地域の歴史と仏教文化の特質を広く知らせることができた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)