2013 Fiscal Year Annual Research Report
上海租界劇場文化の歴史と表象-ライシャム・シアターをめぐる多言語横断的研究
Project/Area Number |
23320050
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
大橋 毅彦 関西学院大学, 文学部, 教授 (60223921)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 泰子 中央大学, 文学部, 教授 (00282509)
井口 淳子 大阪音楽大学, 音楽学部, 教授 (50298783)
藤田 拓之 同志社大学, 人文科学研究所, 嘱託研究員 (80572297)
関根 真保 立命館大学, 言語教育センター, 外国語嘱託講師 (20708698)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 芸術諸学 / ライシャム・シアター / 蘭心大戯院 / 上海租界文化史 |
Research Abstract |
研究期間の最終年度にあたることから、これまでの調査研究の成果を国内外に向けて発信する試みとして国際シンポジウムを企画し、開催した。そのための布石として、昨年度の共同研究の成果を発表した「音楽芸術」の発行機関である上海音楽学院で7月に開催された国際伝統音楽学会大会において、研究分担者の井口・榎本両名がパネル発表を行ったが、そこでの成果もふまえつつ、上海都市史・中国伝統音楽・中国現代舞踊史・中国現代演劇などを専門とする日本国内及び中国の研究者からの発題も含めたシンポジウム「上海租界とライシャム劇場ー多民族が交差する劇場空間」を、9月7・8日に大阪音楽大学で開催した。 シンポジウムは、研究代表者の大橋の基調講演をもって始められ、初日午後は「部会1ライシャム劇場とは何だったのか」と題して研究分担者の藤田・関根・榎本・井口の4名が報告、2日目午前は「部会2 ライシャム劇場は何を生んだか」と題して研究協力者の趙怡が本研究会外から招いた3名の研究者とともに報告、さらに同日午後はラウンドテーブル「ライシャム劇場はどう語られたのか」を大橋の進行のもと、4人の登壇者によって行った。両日とも、さまざまな専門分野に携わる研究者や大学院生が来場、ライシャム・シアターの実像とそれへのアプローチ法に関して活発な意見交換がなされた。 そして、このシンポジウムにおいて本共同研究メンバーが行った報告は平成25年12月末にはすべて論文化され、協力者趙怡の尽力のもと中国語に訳され、上海音楽学院出版社より洛秦責編『上海租界与蘭心大戯院』と題して出版されるべく、平成26年4月時点で入稿の準備をとりつつある。さらに、シンポジウム以後の研究成果も盛り込むかたちで、「アジア遊学」(勉誠出版)から「上海租界劇場文化が放つ光芒」と題する特集号を平成27年4月に刊行すべく、それに向けての作業も順調に進んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)