2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320056
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Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
大谷 節子 神戸女子大学, 文学部, 教授 (90211797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 実継 神戸女子大学, 文学部, 教授 (60164563)
宮本 圭造 法政大学, 能楽研究所, 教授 (70360253)
高妻 洋成 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 室長 (80234699)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 能面 / 狂言面 / 翁面 / 尉面 / 鬼神面 / 神楽面 / 近赤外線 / 国際貢献 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、国内では大西家所蔵面(大阪府)、魚町能楽保存会所蔵面(愛知県)、神宮寺所蔵若い男面(徳島県)、白髪神社所蔵尉面(高知県)、老神神社所蔵尉面(熊本県)、海外では国立ヴィクトリア美術館所蔵面(オーストラリア)、国立アジア美術館・国立民族博物館所蔵面(以上ドイツ)の赤外線撮影を含む調査を行った。最終年度にあたり、調査の回数は既年度に比して多くはないが、近赤外線調査による墨書の判読によって、能面の創出と派生、地方における能面の神楽面への影響を考察する上で、重要な作例のデータを得、これをもとに、これまでに構築した能面データベースを補充補完することができた。海外調査においては、当該地で認識されていた知見の誤りを修正し、新たに近赤外線調査による新知見を提示することができた。国際交流の観点からも一定の役割を担うことができたものと思われる。 また、今年度は、科学研究費補助金による能・狂言面の創出と派生に関する学際的研究の最終年度にあたり、神戸女子大学ポートアイランドキャンパスにいて開催された国際研究集会「見つめる能面・能面を見つめる」において、共同研究者と共に、これまでの調査を踏まえた研究成果発表を行ない、国際的に多様な視点と、学際的に多様な視点から能・狂言面を分析する方法を提示した。成果発表は、国文学、人類学、民俗学、美術史学、宗教学、材料科学の英知が結集して行われたシンポジウムと共に本年度の出版が予定されている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)