2014 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教育スタンダードにおける漢字力の評価に関する研究
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23320102
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
加納 千恵子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (90204594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 たか子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40215588)
谷部 弘子 東京学芸大学, 留学生センター, 教授 (30227045)
石井 恵理子 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (90212810)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 漢字力 / 評価 / テスト / can-do statements / 日本語教育スタンダード |
Outline of Annual Research Achievements |
外国人学習者の漢字力を分析的に評価するための「漢字力診断テスト初級」と「漢字力診断テスト中級」の開発、および学習者自身による漢字に関する学習達成度評価としてCan-do statements(以下Cds)調査紙の作成がすでに完了しており、最終年度はこれまでに国内外の調査協力機関において収集したテストデータとCds調査データの分析を進め、漢字力評価システムの完成を目指した。特に、日本語教育スタンダードにおける日本語能力評価基準と照らして漢字力をどのように評価することができるかを検討したが、漢字力の自己評価においては、文化圏、レベル、学習環境による異なりばかりでなく、個人差も大きいことが分かった。平成26年7月オーストラリアのシドニーで開催された日本語教育国際大会と、同8月アフリカのケニアで開催された東アフリカ日本語教育シンポジウムにおいて、本研究の成果を発表した。同10月に中国においてテストデータ収集および調査を行ったところ、オンラインによるデータ収集の過程で、当初の想定以上に現地での通信環境の影響を受けることが判明し、前年度までとは異なる収集条件となったため、分析方法の再検討およびシステムの最終設計に時間を要することとなった。そこで、180万円を平成27年度に繰り越し、平成27年8月に米国ハワイ大学で開催された第6回「日本語教育とコンピュータ」国際会議2015(CASTEL-J in Hawaii)において本研究の最終成果発表を行い、漢字力評価システムにテストのフィードバック画面を提示する機能を追加するために筑波日本語テスト集(TTBJ)のシステム改修を行った。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
筑波大学の日本語・日本事情遠隔教育拠点のサイトからもアクセス可能である。
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Research Products
(18 results)