2014 Fiscal Year Annual Research Report
近代ヨーロッパを中心とする空間的移動の実態と移動の論理に関する比較史研究
Project/Area Number |
23320164
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
北村 暁夫 日本女子大学, 文学部, 教授 (00186264)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 ひかる 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00272774)
青木 恭子 富山大学, 人文学部, 准教授 (10313579)
木村 真 日本女子大学, 文学部, 研究員 (20302820)
一政 史織(野村史織) 中央大学, 法学部, 准教授 (20512320)
杉浦 未樹 法政大学, 経済学部, 教授 (30438783)
平野 奈津恵 日本女子大学, 文学部, 研究員 (60634904)
山本 明代 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (70363950)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際情報交換(アメリカ合衆国など) / 近代ヨーロッパ / 空間的移動 / 移動の論理 / ジェンダー / ネットワーク / グローバル・ヒストリー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、17世紀から20世紀前半までの近代ヨーロッパにおけるさまざまな形態の空間的な移動を対象とし、移動する人々を移動という行為を実践する行為主体として捉えた上で、移動をめぐる論理を明らかにすることを目的としている。 最終年度にあたる平成26年度は、二回の研究会と一回の学会シンポジウムを実施した。第1回研究会(2014年5月10日)では、来る学会シンポジウムに向けて、シンポジウムの登壇者を中心に準備報告を行い、参加者全員でそれに対する批判的な検討を行った。ついで、第64回日本西洋史学会(同年5月31日・6月1日、立教大学)において、科研費基盤研究(B)「近現代アメリカ社会運動史の再検討」(研究代表者:田中ひかる)とのジョイントにより、シンポジウム「「移民」概念の再検討とグローバル・ヒストリー」を開催し、本科研から青木恭子・平野奈津恵・田中ひかるが報告し、この時点で3年余りにおよぶ科研費の研究成果を披露した。会場には多くの聴衆が参集し、本科研に対する西洋史研究者の関心の高さが示されると同時に、フロアからも多くの質問・感想が寄せられ、本研究のさらなる発展に向けて多くの示唆を得ることができた。 第2回研究会(2014年11月1日)では、研究代表者・分担者全員が4年間の共同研究における成果を披瀝し、移動の論理に関する理論的な枠組みと個別実証研究とのすり合わせの必要性を確認したうえで、研究成果を一冊の書物として刊行することを決定した。その後、メールにより参加者全員が意見を交換し、移動の論理をめぐる理論的な枠組み作りのためにマトリックスを作成することと、共同研究の成果を魅力的に提示するために、個別実証研究における「語り」に工夫を施すことが不可欠であることを確認した。 また、参加者各人が自らの対象とするフィールドで史料調査を行い、個別実証研究の完成に向けて尽力した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)