2013 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本の地方拠点都市の成長と人間主体の社会空間的活動に関する歴史地理学的研究
Project/Area Number |
23320180
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
山根 拓 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (30222376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 僚太郎 筑波大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (70202215)
河野 敬一 常磐大学, 人間科学部, 教授 (70211894)
河原 典史 立命館大学, 文学部, 教授 (60278489)
三木 理史 奈良大学, 文学部, 教授 (60239209)
川崎 俊郎 福島工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80290708)
天野 宏司 駿河台大学, 現代文化学部, 准教授 (40383294)
松山 薫 東北公益文科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70337244)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 近代日本 / 地方拠点都市 / 人間主体 / 歴史地理学 / 地域形成 / 植民地空間 / 社会空間的活動 |
Research Abstract |
最終年度となり,研究代表者・分担者の各自が調査分析及びそのまとめと報告等を行った。論文発表などに関しては今後順次発表されてゆくことになる。具体的には,各担当者が次のように研究を進めた。研究代表者の山根は,近代の長崎・広島に関する調査・資料収集を継続し,その分析を進めた。また,本科研を母体とした,IGU(国際地理学連合)京都地域会議(2013年8月,於.京都国際会館)のジョイントセッション“Geographical Thinking of the Modern Japanese Territory: the Mainland, the Colonial Areas and their Interactional Space”(近代日本の版図を地理学的に考える―本土,植民地空間ならびに両者の相互作用空間の形成)で,敦賀に関する考察と長崎に関する考察を主とした研究報告を行った。これについては地理学評論(Series B)に投稿の予定である。各分担者も,近代日本内外の各地方拠点都市(地域)に関して,その成長と各地の有力な人間主体(有力者層等)の空間的活動実績や履歴とを関連付ける研究を行った。中西は,植民地都市の大連と釜山,河野は筑豊地域,河原は済州島・羅州,三木は小樽,川崎は倉敷・郡山,天野は新潟,松山は呉,品田(研究協力者)は長岡について,事例研究を進めた。また中西と三木は,上記のIGUのジョイントセッションにおいて報告した。われわれは2013年10月と2014年3月にここまでの研究実績に関する報告会を開催し,互いの研究内容について共有した。今後,上記実績を研究成果報告書にてまとめることになる。また,2014年9月に開催される日本地理学会秋季学術大会において,本科研を基にしたシンポジウム「近代日本における地方拠点的地域の形成過程と人間主体の社会空間的活動」を開催する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)