2014 Fiscal Year Annual Research Report
消費様式から見た国民文化形成の文化人類学的研究:インドネシア等の生活用品調査から
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23320191
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鏡味 治也 金沢大学, 人間科学系, 教授 (20224339)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長津 一史 東洋大学, 社会学部, 准教授 (20324676)
森山 幹弘 南山大学, 外国語学部, 教授 (50298494)
金子 正徳 国立民族学博物館, 研究戦略センター, 外来研究員 (50435541)
津田 浩司 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60581022)
中谷 文美 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (90288697)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 生活用品 / 消費様式 / 国民文化形成 / インドネシア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も引き続きインドネシア国内各地で、参加者が手分けして「生活用品」関連の資料を収集した。海外調査には、研究代表者および研究分担者のほか、連携研究者として阿良田麻里子(東京工業大学特任講師)、森田良成(大阪大学特任研究員)に調査を依頼した。 また7月と2月に行った国内打合せでは、各自の調査成果を報告するとともに、これまで4年間の生活用品調査を通じて各自が確信するに至った、調査地区住民生活を理解する上での生活用品調査の効能について、意見交換した。なお国内打合せには、連携研究者として上記の阿良田および森田のほかに、山口裕子(岡山大学客員研究員)に加わってもらった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該地区住民の家に必ず備えられるべき生活必需品に焦点を当てて、住民生活の実態とその変化を明らかにしようとする科研の主旨にもとづき、調査する生活品目リストを整備し、それをもとに参加者が手分けして4年間で約70世帯の詳細な生活用品データを収集し、データベース化してお互いの調査資料が見られるようなかたちで科研参加者の間で共有している。
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Strategy for Future Research Activity |
科研最終年度に当たる平成27年度は、引き続きインドネシアを中心に生活用品データの収集を継続するとともに、参加者が生活用品調査に見いだした効能を論ずる論文集の編集を、研究成果発信のひとつとして進める。そのために国内打合せを3回開き、議論を深める。また収集した資料のデータベースを、一部ではあれ公開する手だてを考え実施する。
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Research Products
(12 results)