2013 Fiscal Year Annual Research Report
イスラーム法の近代的変容に関する基礎研究:オスマン民法典の総合的研究
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23330006
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Research Institution | The Toyo Bunko |
Principal Investigator |
大河原 知樹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (60374980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 知義 中央大学, 法務研究科, 教授 (00151522)
堀井 聡江 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 准教授 (20376833)
磯貝 健一 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (40351259)
奥田 敦 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (50224150)
宮下 修一 静岡大学, 法務研究科, 教授 (80377712)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | イスラーム法 / 民法 / 比較法 / 近代 / オスマン帝国 |
Research Abstract |
本年度は、オスマン民法典(メジェッレ法典:以下M法典)の第2篇「賃約」の残る条文部分の検討を引き続き進めた。定例の研究会を3回(4~6月)行ったほか、7月末に高知において研究会を実施し、これまでの懸案も含めて、賃約の最後まで訳文の検討を終えた。なお、高知の研究会では、M法典のイスラーム世界における継受の事例として、マレーシアのジョホール王国のマジャラ・アフキャム・ジョホールに関する研究会も実施し、その比較法的、歴史的位置づけに関して討議を行った。 10月以降、3月までの期間、大河原(研究代表者)がトルコの宗教財団イスラーム研究所、首相府オスマン文書局、イスタンブル・ムフティー局等において海外調査を実施し、M法典に関する史資料や研究文献の閲覧収集に努めた。特に、M法典のオスマン・トルコ語原本とされる貴重な手稿本をはじめ、多くの刊本や写本を複写することができた。これらの史資料は、今後、M法典の研究を進めていくうえで、必要不可欠である。 また、大河原は、本研究の成果とりまとめの一環として、ラホール(パキスタン)で行われた国際会議でM法典に関する研究発表を行い、日本におけるイスラーム法研究の実態を広く国際学会に向けて発信し、専門家との交流を実施した。 分担者および連携研究者との間で、最終的な訳文の確定に向けた話し合いを、主にメール等を通じて行った。完成した訳文は、ウェブで公開することを予定している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] The ‘Ottoman’ Mecelle/Majalla Reconsidered
Author(s)
OKAWARA Tomoki
Organizer
NIHU Program for Islamic Area Studies - Fourth International Conference in Lahore New Horizons in Islamic Area Studies - Encounters, Reflections, and Collaborations
Place of Presentation
Lahore University of Management Sciences, Lahore, Pakistan
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