2014 Fiscal Year Annual Research Report
1860年代末のマルクスの信用と恐慌の研究について(抜粋ノートの編集とその活用)
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23330069
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
竹永 進 大東文化大学, 経済学部, 教授 (00119538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤間 道夫 愛媛大学, 法文学部, 教授 (30175781) [Withdrawn]
平子 友長 一橋大学, 社会(科)学研究科, 特任教授 (50126364)
窪 俊一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (50161659)
大谷 禎之介 法政大学, その他部局等, 名誉教授 (70061132)
鳥居 伸好 中央大学, 経済学部, 教授 (70217587)
高畑 明尚 琉球大学, 法文学部, 教授 (70274876)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 新メガ / マルクス / 抜粋ノート / 金融 / 貨幣 / 信用 / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は4年間にわたる本科研費プロジェクトの最終年度にあたり、最初の3年間をかけて継続してきた新メガ第Ⅳ部門第19巻の編集作業(電子テクストの作成)を基本的に終了した上で、現在世界各国で進められている新メガのいくつかの巻の同時並行的な編集作業とそれにともなうマルクス・エンゲルスの多方面にわたる学問的活動についての研究の成果についての国際的な情報交換と研究交流のために、国際コンファレンスを開催すること、そのための準備作業を主たる課題とした。このコンファレンスには本科研費プロジェクトに直接関係している研究者だけでなくマルクスの経済学説について様々な角度・関心から新しい研究を遂行している国内の研究者にも参加を要請した。 コンファレンスは海外からの参加者のための地の利を考慮して御茶ノ水にある中央大学駿河台記念館を会場に開催した。2月27日と28日の2日間は本科研費による主催とした。また、同様のテーマで研究を遂行している東北大学の守 健二教授が研究代表者を務める科研費による同一テーマでのコンファレンスが同じ会場で3月1日に開催され、各参加者は相互に交流を行った。これにより単一の科研費では賄うことのできない大きな規模の国際的な催しとなった。 本科研費により海外から招聘した研究者は、ドイツ4名、フランス2名、ブラジル2名、ロシア1名、中国1名からなっており、それぞれ特徴のある報告ペーパーを提出してもらい有意義で活発な討論を行うことができた。 当初の計画では新メガの上記の巻のテキストの作成を第三年度までに終える予定であったが、残念ながら一部未完了のままとなっていた(マルクスの抜粋ノートB101の約四分の一の部分)ため、交付金の一部を割いてこの部分についての作業を外部の研究協力者に依頼せざるをえなかった。さいわい予定通り作業を遂行してもらうことができ、テキストの作成はすべて無事完了した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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