2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23330156
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
毛利 嘉孝 東京藝術大学, 音楽学部, 准教授 (70304821)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 守 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30232474)
清水 知子 筑波大学, 人文社会科学研究科(系), 講師 (00334847)
田嶋 淳子 法政大学, 社会学部, 教授 (20255152)
イシ アンジェロ 武蔵大学, 社会学部, 教授 (20386353)
林 香里 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (40292784)
塩原 良和 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (80411693)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | グローバリゼーション / 公共性 / 文化的市民権 / メディア / 多文化主義 |
Research Abstract |
グローバル化によって急速に進む多文化社会において、どのようなメディアの「公共性」が可能なのか。デジタル化の時代、多種多様 な人々の「文化的市民権」をどのように構想できるのか。本研究は、既存の「公共性」や「市民権」の議論を踏襲し近年の国内外の議 論や政策を参照しながら、新しいアイデンティティと「公共性」、「文化的市民権」の関係を検証したものである。 完成年度の平成25年度は、(1)過去2年間の議論の整理、(2)多文化社会における文化表現と文化的市民権の調査研究、(3)東日本震災時の在日外国人のメディア文化環境の調査、(4)日本国内の中の異文化と多文化の4点を大きな柱として研究活動を行った。 (1)(2)(3)については、隔月のペースで会議または研究会を開催した。特に今年度はドキュメンタリー映画やアニメ、音楽などの表現活動に注目した。(4)については、10月に沖縄那覇市で公開シンポジウムを開催し、多文化主義のひとつのあり方として沖縄を捉えると同時に沖縄の中の多文化主義を考えた。こうした研究を通じて、マスメディアでは、ナショナリスト的な言説が広まり文化の多様性が不可視化される一方で、ソーシャルメディアや自主制作のドキュメンタリー映画の中でさまざまな活動が広がっていることが確認された。 この成果は、平成26年2月に発行した報告書『多文化主義と文化的市民権』(多文化メディア市民研究会発行全120頁)で読むことができる。その一部は、Inter-Asia Cultural Studies等の国際学会等で報告された。また研究組織「多文化メディア市民研究会(MCMC=Media & Citizen-ship in Multi-Cultural Society)」を運営し、HPを通じて情報発信を行った(http://mcmc.main.jp/)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)
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[Book] 月曜社2014
Author(s)
清水知子
Total Pages
270
Publisher
文化と暴力ー揺曳するユニオンジャック
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