2013 Fiscal Year Annual Research Report
小中学校におけるストレスマネジメントに基づく心の健康教育プログラムの効果
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23330212
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
冨永 良喜 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (50164033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 康司 立正大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00305939)
藤原 忠雄 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (30467683)
瀧野 揚三 大阪教育大学, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (60206919)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ストレスマネジメント / 心の健康教育 / 小学生 / 中学生 / ストレス反応 / ストレス対処 |
Research Abstract |
ストレス反応20とストレス対処25によるアドバイスシートの作成:平成23年度・平成24年度にデータ収集した小学生4年から中学3年までの1299名のストレス反応30を最尤法、プロマックス回転による探索的因子分析の結果、「怒り」「生活不調」「快気分」「抑うつ」「緊張」の5因子を抽出した。学校での活用は項目数が少ない方が望ましいので、項目内容と信頼性を考慮して20項目からなるストレス反応20を作成した。また、小学5年生~中学1年生552名を分析対象とし、ストレス対処25をストレス反応20と実施した。ストレス対処25の因子分析の結果、問題に立ち向かう対処と気もちについての良い対処が一つの因子になったほかは、相談、傷つけ発散、感情抑圧対処は先行研究と一致した結果であった。そこで、ストレス反応20とストレス対処25の結果より、各因子の得点ごとに対応したコメントを自動印刷できるソフトを作成し、児童生徒一人ずつにアドバイスシートとして還元できるようにした。 兵庫教育大学主催「いじめと体罰-予防と対応 リレーシンポジウム」にて、3年間実施してきた中学校での心の健康教育の効果について発表した。ストレスマネジメントに基づいた7つの心の健康授業の指導案を編集した「ストレスマネジメント教育によるこころのサポート授業テキスト(111p)」を作成した。ストレス反応20とストレス対処25によるアドバイスシートエクセルファイルとストレスマネジメント基本授業の指導案及びいじめ被害にあっている中学生を想定したスクールカウンセラーによる模擬カウンセリング映像をDVDに収録して、あいり出版より「ストレスマネジメント理論による心とからだの健康観察と教育相談ツール集」を発刊した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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