2011 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの学力構造化に基づく育成・評価プログラムの開発
Project/Area Number |
23330221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
村木 英治 東北大学, 教育情報学研究部, 教授 (50344643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 信一 東北大学, 教育情報学研究部, 教授 (50210969)
北村 勝朗 東北大学, 教育情報学研究部, 教授 (50195286)
熊井 正之 東北大学, 教育情報学研究部, 教授 (60344644)
中島 平 東北大学, 教育情報学研究部, 准教授 (30312614)
塩野目 剛亮 東北大学, 教育情報学研究部, 講師 (30466677)
泉山 靖人 東北大学, 教育情報学研究部, 助教 (00322983)
爲川 雄二 東北大学, 教育情報学研究部, 助教 (30351969)
大河 雄一 東北大学, 教育情報学研究部, 助教 (60361177)
倉元 直樹 東北大学, 高等教育開発推進センター, 准教授 (60236172)
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Keywords | 子ども / 学力 / 育成 / 評価 / 開発 |
Research Abstract |
本研究では,就学前・初等・中等・高等教育における学力育成環境のあり方について,量的および質的な分析手法により横断的・縦断的に検討し,体系的なモデル構築を行うことを目的とし,研究を実施した。特に,従来の子どもの学力に関する研究が,知識や技能の習得に焦点が当てられたものが多く,学力育成の意義や評価まで含めた多領域に渡る育成環境の体系化に関しては未だ明らかにされていないという重要性の認識のもと研究を実施した。本研究で取り組んだ成果は,単に学校教育現場における教科教育において学力が発現する文脈を取り上げるのではなく,スポーツ,科学,芸能といった学校教育以外の文脈も視野に入れた,様々な領域における学力体験の詳細に関する調査が行われた点がまずあげられる。卓越したパフォーマンスを発揮するスポーツ選手,芸能のエキスパート,そして障害児者支援の現場等における調査を実施し,学びの体験に傾倒していく過程と自律的に学びを継続する心理的体験に,学力の構造化の手がかりを見出している。更に,これまでに明らかにされてきた知見を整理した上で学力の構造化をはかると共に,学力開発プログラムの構築に向けた理論的枠組みを構築に向けた基礎準備作業を実施した。また,横断的研究および縦断的研究に向けた準備体制を整え,アンケート調査およびインタビュー調査実施に向けた準備作業を行った。調査に向けたキーワードは,自律性,創造性,および多様性である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
子どもの学ぶ力にかかわる研究成果が蓄積されているため,おおむね順調に研究が進展していると達成度は評価される。
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Strategy for Future Research Activity |
学校教育の現場や,さまざまな領域での教え学ぶ場を対象とした,より実際的な調査および研究を進める。
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Research Products
(7 results)