2014 Fiscal Year Annual Research Report
日本におけるリテラシーの歴史的形成過程と「学び」の変容に関する実証的研究
Project/Area Number |
23330224
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
大戸 安弘 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90160556)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柏木 敦 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (00297756)
軽部 勝一郎 熊本学園大学, 経済学部, 准教授 (30441893)
天野 晴子 日本女子大学, 家政学部, 教授 (50299905)
川村 肇 獨協大学, 国際言語文化学部, 教授 (60240892)
池田 雅則 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (60609783)
木村 政伸 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (70195379)
八鍬 友広 東北大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80212273)
鈴木 理恵 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80216465)
太田 素子 和光大学, 現代人間学部, 教授 (80299867)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | リテラシー / 学び / 識字 / 自署 / テキスト |
Outline of Annual Research Achievements |
6月7日および8日に横浜国立大学教育人間科学部において、平成26年度第1回研究会を開催した。その第1部では、3件の研究報告があった。各テーマは以下の通り。鈴木理恵「歴史学研究大会における大黒俊二報告について」、大戸安弘「宗家文庫のなかの識字関連史料について」、八鍬友広「書式文例集の世界:往来物の終焉」。第2部では、今年度まで継続している懸案事項である出版に関する進捗状況の確認を行った。全9章からなる全体構成を確定し、各章の内容への前提となる序論を、大戸と八鍬が共同執筆することとなった。さらに全体の内容を纏めたダイジェスト版を作成し、英文版による海外への発信についても可能性を検討することとなった。 第2回研究会は、9月13日および14日に獨協大学国際教養学部において開催された。第1部では3件の研究報告があった。内容は以下の通り。軽部勝一郎「維新期の江刺県の郷学研究を進めるなかで考えたこと―盛岡藩の村方の識字について―」、大間敏行「近世末期における漢文脈の変容」、柏木敦「字体整理に関する研究」。第2部では、これまでの3年間の研究経過を振り返りつつ、これまでの研究成果を基盤とした新たな研究計画の策定に向けて前進することとなった。 第3回研究会は、2月7日および8日に和光大学現代人間学部において開催された。第1部では、以下の3件の研究報告があった。木村政伸「宗教的情操形成における非文字メディアの活用―イエズス会のキリスト教布教戦略―」、太田素子「近世会津藩領内在郷町の寺子屋教育―河沼郡坂下村「安應堂」の教育意識」、池田雅則「明治の班任文官層―キャリア形成史としての教育史における研究対象」。第2部では、今後の研究計画についての意見交換がなされた。 10月5日には、共同研究の成果として『識字と学びの社会史―日本におけるリテラシーの諸相』(思文閣出版)が出版された。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)