2011 Fiscal Year Annual Research Report
大学から職業への移行を促すインターンシップを軸としたキャリア教育研究
Project/Area Number |
23330246
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Research Institution | Sapporp International Junior College |
Principal Investigator |
椿 明美 札幌国際大学短期大学部, 総合生活学科, 教授 (00320581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 圭一 九州大学, 人間環境学研究科(研究院), 教授 (30249924)
江藤 智佐子 久留米大学, 文学部, 講師 (30390305)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (50333646)
小林 純 札幌国際大学短期大学部, 総合生活学科, 講師 (60553766)
和田 佳子 北海道武蔵女子短期大学部, 教養学科, 教授 (80248666)
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Keywords | インターンシップ / キャリア形成 / 職業への移行 / 就業継続 / キャリア教育 |
Research Abstract |
本研究は、インターンシップの中長期的効用を視野に入れ、インターンシップ体験・非体験が就業後のキャリア形成にどのように関連するのかを調査し、地域・産学連携教育としての発展的なインターンシップとは何かを明らかにすることを第一の目的としている。具体的には、大学・短期大学等で行われているインターンシップの内容を調査し類型整理を行う。インターンシップの形式や教育課程との体系化により、卒業後の早期離職・就業継続等の就労状況に関係性があるのかを調査分析する。 さらに、インターンシップを軸としたキャリア教育と教育課程の融合を検討することが第二の目的である。教育課程と有機的に結びついているインターンシップ、キャリア教育とはどのようなものかを国内・海外実地調査により情報収集をして、発展的・効果的なインターンシップ、キャリア教育への提言を行う。 研究初年度である本年度は、次年度実施の卒業生・教育機関アンケート調査の準備と海外調査へ向けての情報収集を行った。詳細は以下のとおりである。 ○インターンシップの形式の違いによって、卒業後の早期離職・職業継続等の就労状況に何らかの関係性があるのかを調査・分析するため、大学・短期大学卒業生および教育機関への「インターンシップ・キャリア教育調査」のアンケート項目を検討し調査票を作成した。 また大学・短期大学におけるキャリア教育の実情調査の基礎資料として、北海道の大学・短期大学でキャリア教育がどのような形態で行われているのかを調べまとめた。さらに、卒業生へのプレインタビューを試みた。 ○「英国における若者のエンプロイアビリティ政策」について資料調査、および学会発表を行った。 ○次年度は、他研究において同様の調査が行われているため、アンケートの調整を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度はアンケート調査票の作成、情報収集が目的であるため、概ね計画どおり進めることができたが、他の研究との内容が重複していることがわかり、若干調整が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、卒業生、教育機関へのアンケート調査および国内、海外調査を実施・するため、早期から研究活動を開始し分担者と役割分担をして組織的に研究活動を行う。 当初、アンケート調査は郵送で行う予定であったが、別研究とタイアップしウェブ調査に切り替えることを検討している。その場合、調査対象者の共有ができることと、集計の省力化を図ることができると同時に、分析の時間短縮も可能となる。
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