2013 Fiscal Year Annual Research Report
ケラチノサイトを介したランゲルハンス細胞活性化機序の解明と治療への応用
Project/Area Number |
23380184
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
前田 貞俊 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (50377694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西藤 公司 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20365422)
神志那 弘明 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (50506847)
水野 拓也 山口大学, 獣医学部, 教授 (90398826)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | アレルギー・ぜんそく / 獣医学 / トランスレーショナルリサーチ / アトピー性皮膚炎 / ケラチノサイト |
Research Abstract |
(1) 単層培養、3次元培養モデルおよび正常皮膚における各種遺伝子の転写量解析 単層培養および3次元培養したCPEKとイヌの正常皮膚サンプルからトータルRNAを抽出した。ゲノムDNAを除去した後、逆転写反応を行い、GM-CSF, IL-1beta、TNF-alpha、TGF-beta、CCL2、CCL20およびCCL17についてリアルタイムRT-PCRを行なった。その結果、TNF-alphaは単層培養のみで転写が認められなかった。GM-CSF、CCL2、 CCL20およびCCL17においては単層培養、3次元培養および皮膚の順に転写量が増加した。TGF-beta1については単層培養、3次元培養および皮膚において有意差は認められなかった。これらの結果から、3次元培養におけるサイトカインおよびケモカインのmRNA転写は単層培養に比べて、より正常皮膚に類似したパターンを示すことが明らかとなった。 (2) 悪性組織球症由来細胞株(DH82)細胞表面分子発現解析 悪性組織球症を有する犬から確立された単球・マクロファージ系の細胞株(DH82)の3次元培養モデルにおいて使用する樹状細胞様細胞としての有用性を検討するために、細胞表面分子発現の解析を行った。フローサイトメーターを用いて、DH82におけるCD5、CD14、CD45およびMHCIIの発現を解析したところ、CD45のみの発現が確認された。また、CPEKとの混合培養およびサイトカイン刺激下(GM-CSFおよびIL-4)においてもMHCIIの発現が認められなかったことから、DH82は3次元培養モデルにおける樹状細胞様細胞として用いることができないという結論に至った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Involvement of nuclear factor of activated T cells in granulocyte-macrophage colony-stimulating factor production in canine keratinocytes stimulated with a cysteine protease2013
Author(s)
Kimura, T., Sekido, M., Iio, A., Chimura, N., Shibata, S., Kamishina H., Maeda, S
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Journal Title
Vet Dermatol
Volume: 24(3)
Pages: 310-314
DOI
Peer Reviewed