2012 Fiscal Year Annual Research Report
プロテアソーム構造変換による植物のストレス適応能力の解明
Project/Area Number |
23380198
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
山口 淳二 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10183120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 由佳子 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70509546)
柳川 由紀 独立行政法人理化学研究所, 植物科学センター, 研究員 (90432591)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ユビキチン・プロテアソーム / 代謝 / タンパク質分解 / ストレス寛容植物 / シロイヌナズナ |
Research Abstract |
本研究では,植物のストレス適応に関与するプロテアソームの構造変換機能の全容解明を目指し,1)プロテオミクスを用いたプロテアソームサブユニット構造変換の解明,2)プロテアソーム相互作用ネットワークの解明,3)SCFタイプE3についての網羅的な解析,の3課題を実施した。 1)プロテアソームパラログ分子の量比が環境変化によってどのように変動していくかについて検討した結果,病原体エリシターflg22処理に伴うプロテアソームサブユニット変動についての研究を進め,サブユニットの酸化(カルボニル化)を検出した。 2)本課題に関しては,すでにまとめの段階となっていて,論文作成,投稿を進めた。 3)シロイヌナズナを用いて,ユビキチン/プロテアソーム依存的なタンパク質分解を制御するSCFタイプE3についての網羅的な解析である。これにより,シロイヌナズナでは多種類のSCFタイプ型E3が存在し,それらが各組織及び細胞内器官で特異的な役割を果たすと示唆される結果を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3つの計画には,進展具合に差がある。2では論文をまとめる段階であるが,それ以外については,さらに進めていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に当たり,すでに得られた研究成果をまとめ,論文報告に結びつけるとともに,将来を見据えた布石を打ちつつ,研究を進展させたい。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Arabidopsis RPT2a, 19S proteasome subunit, regulates gene silencing via DNA methylation.2012
Author(s)
Sako K, Maki Y, Kanai T, Kato E, Maekawa S, Yasuda S, Sato T, Watahiki MK, Yamaguchi J
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Journal Title
PLoS ONE
Volume: 7
Pages: e37086
DOI
Peer Reviewed
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