2014 Fiscal Year Annual Research Report
新規開発の定型化アプローチを用いた救急診療技術の伝承とIT応用手法の実践的研究
Project/Area Number |
23390134
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
織田 順 東京医科大学, 医学部, 准教授 (60459500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
織田 香里(鈴木香里) 東京医科大学, 医学部, 助教 (10366130)
内田 康太郎 東京医科大学, 医学部, 助教 (60408143)
相馬 孝博 公益財団法人日本心臓血圧研究振興会(臨床研究施設・研究部門), 副院長室, 副院長 (90262435)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 救急医療 / 診療技術伝承 / 定型化アプローチ / 医療安全 / 医療の質保証 / 医療の標準化 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者は、独自開発した、新しい集中治療患者への標準化アプローチ形式「ABCD-INR-FT型の定型化アプローチ」を用いて、診療行為だけではなく、判断と評価を含めた、診療過程の記載の標準的な枠組みを開発した。これは(A)気道、(B)呼吸、(C)循環、(D)意識神経+(I)炎症感染DIC、(N)栄養、(R)リハビリ安静度+(F)家族、(T)転院退院転床と最適化された粒度の各項目を用いて個々の症例を表現できる構造をとる。データ構造は縦軸にA~Tの9項目、横軸に、医療行為や介入と、それを行う理由、行為介入を行った結果や評価、の3項目セットをとり、時系列に蓄積していくと大きな表の形式のデータセットができ上がる。つまり個々の症例を標準化された2次元構造にしまい込むことができる。本構造は症例間比較や、類似傷病による加算(演算)を可能とした。本研究からは、A~Tの単一項目ごとの解析(例: Aだけの解析では気道管理と気道管理に影響を及ぼす因子、リスク評価ができる、T項目のみでは転院退院転床等の病床調整と管理、またそこに家族FやバイタルサインA~C、意識状態Dの影響が可視化される)、傷病ごとの特徴を俯瞰したり(例: 傷病ごとに安静度解除Rへのアプローチが異なるなど)することが可能となった。また、若手医師教育や、多職種間の意思疎通、申し送りに適していることが判明した。最終年度には、この教育と医療安全への活用方法についての開発を行った。ビッグデータとしての活用としては、形態素解析までを可能とした。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Saturated salt solution method: a useful cadaver embalming for surgical skills training2014
Author(s)
Hayashi S, Homma H, Naito M, Oda J, Nishiyama T, Kawamoto A, Kawata S, Sato N, Fukuhara T, Taguchi H, Mashiko K, Azuhata T, Ito M, Kawai K, Suzuki T, Nishizawa Y, Araki J, Matsuno N, Shirai T, Qu N, Hatayama N, Hirai S, Fukui H, Ohseto K, Yukioka T, Itoh M.
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Journal Title
Medicine
Volume: 93
Pages: e196
DOI
Peer Reviewed
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