2013 Fiscal Year Annual Research Report
味覚受容体遺伝子多型とインクレチン分泌及び食行動代謝障害との関連解析
Project/Area Number |
23390247
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高柳 涼一 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30154917)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 味覚受容体 / 遺伝子多型 / インクレチン / 生活習慣 |
Research Abstract |
味覚や食行動を規定する遺伝子と生活習慣病の関連性を明らかにするため、味覚受容体をコードする遺伝子(TAS1R, TAS2R)の 遺伝子多型について地域一般住民約13,000人(50歳~74歳)からなる生活習慣病予防を目指したコホート研究(九州大学福岡コホート研究)参加者を対象に生活習慣要因、疾患との関連について研究を継続した。 本年度は、糖尿病およびその他の主要疾病の罹患把握を目的とした同コホート研究の5年後の二次調査を完了した。調査表による罹患調査とヘモグロビンA1c(HbA1c)の測定を行った。5年間の新規発症の糖尿病(HbA1c 6.5%以上または糖尿病治療薬の新規開始)は491例(約5%)であった。糖尿病新規発症と味覚受容体遺伝子TAS1R1の一塩基多型A372T(rs68757616)ならびにTAS1R3の一塩基多型R757C(rs307377)について検討した。しかしこれらの遺伝子多型と糖尿病発症リスクの間に統計学的に有意な関連は見られなかった。また同コホートにて抗酸化酵素遺伝子多型と2型糖尿病リスクについて検討を行った。その結果、抗酸化酵素遺伝子の一部の一塩基多型と2型糖尿病リスクに関連性を示唆する成績が、特に肥満を有するもので認められた。 味覚受容体遺伝子(TAS1R, TAS2R)各々の欠損マウスを作成し、両者を掛け合わせたダブルノックアウトマウスを作成した。様々な栄養素に対するGLP-1及びGIP分泌反応の検討を継続して行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)