2013 Fiscal Year Annual Research Report
リンパ球チップを用いたウイルス感染症に対する個の免疫医療の基盤技術の開発
Project/Area Number |
23390264
|
Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
村口 篤 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (20174287)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 裕幸 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (60186210)
小澤 龍彦 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (10432105)
北島 勲 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (50214797)
二階堂 敏雄 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (50180568)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | 感染症 / リンパ球チップ / 免疫治療 / 抗体遺伝子 / TCR遺伝子 |
Research Abstract |
【1】取得TCRの機能解析法の確立 取得したTCRの機能を解析することを目的として、1)増幅したTCR遺伝子を相同組換え法により発現ベクターに組込み、レトロウイルスを用いてTCR欠損のT細胞株(TG40)にTCRα/TCRβ遺伝子を導入し、TCR/CD3分子を膜に発現させた。TG40には、あらかじめ、ヒト/マウスのCD4あるいはCD8遺伝子を導入した。2)次に、TCR導入TG40細胞を、ペプチドを発現させた抗原提示細胞あるいはMHC/ペプチドで刺激し、活性化マーカーCD69の発現をFACSで測定、あるいはIL-2産生能をELISAで測定することで、TCRの機能を解析した。この解析法が可能になったことで、抗原特異的T細胞の検出から、TCR遺伝子の取得・機能検証までを全体として約10日間で行える画期的なシステムが確立された。 【2】可溶化TCR作製法の確立 TCRは抗体と異なり膜型蛋白であるために、T細胞に発現させる形でしか扱うことができない。それを可溶化型にすることでモノクローナル抗体と同様に病変部位の検出や治療に応用できる可能性がある。そこで、2種類、すなわち、sTCR(V領域とC領域を含む2量体)とscFv-TCR(単鎖可変領域からなる1量体)のTCR遺伝子を構築した。この遺伝子を大腸菌あるいはCHO細胞に発現させ、可溶化TCRを得た。得られたTCRの親和性は抗体に比して100倍以上低いため、TCRをマルチマー化することで数倍の高親和性の可溶化TCRを得ることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] Establishment of Immortalized Human Amniotic Mesenchymal Stem Cells.2013
Author(s)
Teng Z, Yoshida T, Okabe M, Toda A, Higuchi O, Nogami M, Yoneda N, Zhou K, Kyo S, Kiyono T, and Nikaido T.
-
Journal Title
Cell Transplant
Volume: 22
Pages: 267-278
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-