2012 Fiscal Year Annual Research Report
微小重力環境を用いた下垂体幹細胞の培養技術の開発―人工下垂体への応用を目指して
Project/Area Number |
23390350
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
栗栖 薫 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (70201473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富永 篤 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 准教授 (60274049)
弓削 類 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (20263676)
濱 聖司 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 研究員 (40397980)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 下垂体腺腫 / 幹細胞 / 初代培養 |
Research Abstract |
本年度の目標として、下垂体腺腫の手術摘出組織から下垂体腺腫幹細胞の培養手法の確立を目指している。下垂体良性腫瘍である下垂体腺腫はprimary cultureが一般的に難しいとされているが、現在、効率的な細胞の解離・回収が可能となり、pirmary cultureの手技が確立されつつある。 下垂体腺腫幹細胞からはさまざまな下垂体ホルモンが分泌されることが予測されるが、現在、摘出された腫瘍細胞からの下垂体ホルモン分泌能を詳細に検討しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
浮遊系細胞である下垂体腺腫細胞の効率的な分離培養が接着系細胞と比べ、技術的に困難な点があるため。
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Strategy for Future Research Activity |
幹細胞の分離をCell lineを用いた培養と手術摘出組織からprimary cultureを継代した系の両面から行う。微小重力環境をもちいて、効率的な幹細胞の採取をおこない、FACS(Fluorescence-activated cell sorting)をもちいたソーティングをおこなう。
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